文献詳細
増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室
一般検査
文献概要
尿中リンパ球の形態学的特徴
リンパ球の大きさは好中球より小型で,N/C比が高く顆粒成分の少ない単核の細胞像を呈する.
染色性は,Sternheimer染色では核が青色〜青紫色を呈し,生細胞の場合は染色性がやや不良である(図1).必要に応じて,尿沈渣塗抹標本のMay-Grünwald Giemsa染色で細胞の詳細な確認を行う.尿白血球定性検査は陰性である.
リンパ球の大きさは好中球より小型で,N/C比が高く顆粒成分の少ない単核の細胞像を呈する.
染色性は,Sternheimer染色では核が青色〜青紫色を呈し,生細胞の場合は染色性がやや不良である(図1).必要に応じて,尿沈渣塗抹標本のMay-Grünwald Giemsa染色で細胞の詳細な確認を行う.尿白血球定性検査は陰性である.
参考文献
1)津金美和,林哲男,堀田茂,他:生体腎移植早期における尿中リンパの動向.月刊Medical Technology別冊 カラー版 尿沈渣検査症例アトラス,医歯薬出版,pp82-83,2000
2)吉永治代,山口悠樹,水本安岐子,他:乳び尿を呈した同一患者の継続的な検尿から得られた知見.医学検査 68:769-775,2019
掲載誌情報