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文献概要
増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室 血液
血小板数が偽低値を呈する原因と,その対処を教えてください
著者: 金子誠1
所属機関: 1三井記念病院臨床検査部
ページ範囲:P.328 - P.329
文献購入ページに移動血小板数減少症とは
末梢血血小板数の基準値は,基準個体値(健常者)の分布から算出したメーカー推奨値を使用することが多いが,一般的には15〜45万/μL1)である.血小板減少症はこの基準値を下回るもので,軽度(15〜10万/μL),中等度(<10万/μL),重度(<5万/μL)に分類される.一般的に2桁から1桁(万/μL)へ減少している中等度以下の値であると異常が認識されやすい.特発性血小板減少性紫斑病(immune thrombocytopenia:ITP.英文では免疫性と表記される)は10万/μLを下回る場合が診断基準である.
末梢血血小板数の基準値は,基準個体値(健常者)の分布から算出したメーカー推奨値を使用することが多いが,一般的には15〜45万/μL1)である.血小板減少症はこの基準値を下回るもので,軽度(15〜10万/μL),中等度(<10万/μL),重度(<5万/μL)に分類される.一般的に2桁から1桁(万/μL)へ減少している中等度以下の値であると異常が認識されやすい.特発性血小板減少性紫斑病(immune thrombocytopenia:ITP.英文では免疫性と表記される)は10万/μLを下回る場合が診断基準である.
参考文献
1)Arnold DM, Cuker A:Approach to the adult with unexplained thrombocytopenia. Post TW, ed. UpToDate. Waltham, MA: UpToDate Inc.(https://www.uptodate.com)(最終アクセス:2021年1月28日)
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