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文献詳細

雑誌文献

臨床検査65巻4号

2021年04月発行

文献概要

増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室 血液

血小板数が偽低値を呈する原因と,その対処を教えてください

著者: 金子誠1

所属機関: 1三井記念病院臨床検査部

ページ範囲:P.328 - P.329

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血小板数減少症とは

 末梢血血小板数の基準値は,基準個体値(健常者)の分布から算出したメーカー推奨値を使用することが多いが,一般的には15〜45万/μL1)である.血小板減少症はこの基準値を下回るもので,軽度(15〜10万/μL),中等度(<10万/μL),重度(<5万/μL)に分類される.一般的に2桁から1桁(万/μL)へ減少している中等度以下の値であると異常が認識されやすい.特発性血小板減少性紫斑病(immune thrombocytopenia:ITP.英文では免疫性と表記される)は10万/μLを下回る場合が診断基準である.

参考文献

1)Arnold DM, Cuker A:Approach to the adult with unexplained thrombocytopenia. Post TW, ed. UpToDate. Waltham, MA: UpToDate Inc.(https://www.uptodate.com)(最終アクセス:2021年1月28日)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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