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増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室 血液
血液透析の際に凝固検査を実施する意義を教えてください
著者: 岩村菜々美1 木村秀樹1
所属機関: 1福井大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.336 - P.337
文献購入ページに移動血液は異物に接触すると凝固する性質をもっており,異物と接触した際に血液を凝固させて異物が全身に拡散するのを防止する.しかし,血液透析などの体外循環では,血液を一度体外に出して再び体内に戻すという操作を連続的に行うため,血液回路やダイアライザといった異物と血液が接触した場合,凝固カスケードが亢進して体外循環回路の閉塞を起こす.そのため血液透析を行う際には抗凝固薬を用いて血液凝固を阻止することが必要不可欠となる.
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