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文献詳細

雑誌文献

臨床検査65巻4号

2021年04月発行

文献概要

増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室 血液

血液透析の際に凝固検査を実施する意義を教えてください

著者: 岩村菜々美1 木村秀樹1

所属機関: 1福井大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.336 - P.337

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血液透析では抗凝固薬が不可欠

 血液は異物に接触すると凝固する性質をもっており,異物と接触した際に血液を凝固させて異物が全身に拡散するのを防止する.しかし,血液透析などの体外循環では,血液を一度体外に出して再び体内に戻すという操作を連続的に行うため,血液回路やダイアライザといった異物と血液が接触した場合,凝固カスケードが亢進して体外循環回路の閉塞を起こす.そのため血液透析を行う際には抗凝固薬を用いて血液凝固を阻止することが必要不可欠となる.

参考文献

●日本透析医学会:血液透析.専門研修指導マニュアル 第3版,pp25-27,2018
●門川俊明:レジデントのための血液透析患者マネジメント 第2版,医学書院,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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