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文献詳細

雑誌文献

臨床検査65巻4号

2021年04月発行

増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室

血液

直接経口抗凝固薬(DOAC)が測定系へ影響する凝固検査と影響しない凝固検査を教えてください

著者: 鈴木敦夫1

所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院医療技術部臨床検査部門

ページ範囲:P.340 - P.341

文献概要

DOACの作用機序と種類

 直接経口抗凝固薬(DOAC)の作用は,同じ経口抗凝固薬であるワルファリンのそれとは異なり,凝固反応の過程で生じる“活性化した”凝固因子を阻害することで抗凝固作用を発揮する.現状,わが国では,活性化第Ⅹ因子(Ⅹa)を標的とした直接抗Ⅹa薬であるリバーロキサバン(イグザレルト®),アピキサバン(エリキュース®),エドキサバン(リクシアナ®)と,トロンビンを標的とした直接抗トロンビン薬であるダビガトラン(プラザキサ®)が上市されている.

参考文献

●Siriez R, Dogné JM, Gosselin R, et al:Comprehensive review of the impact of direct oral anticoagulants on thrombophilia diagnostic tests: Practical recommendations for the laboratory. Int J Lab Hematol, 2020, in press

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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