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増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室 臨床化学
透析液の電解質は血液ガス分析装置で測定してもよいのですか?
著者: 白井秀明1
所属機関: 1株式会社エスアールエル 横浜検査課 横浜ラボ
ページ範囲:P.350 - P.351
文献購入ページに移動透析液成分濃度を血液ガス分析装置で測定できる条件1)
日本血液浄化技術学会(JSTB)が認証した血液ガス分析装置で,かつ“校正パラメータ”が搭載された分析装置(表1)であれば測定してもかまわない.血液ガス分析装置は,血液中の各物質濃度を測定するための測定条件が決められている.通常の血液測定モードで透析液を測定すると濃度誤差を生じる.透析液を正しく測定するためには,上記の条件が備わった装置で測定することが必須である.
日本血液浄化技術学会(JSTB)が認証した血液ガス分析装置で,かつ“校正パラメータ”が搭載された分析装置(表1)であれば測定してもかまわない.血液ガス分析装置は,血液中の各物質濃度を測定するための測定条件が決められている.通常の血液測定モードで透析液を測定すると濃度誤差を生じる.透析液を正しく測定するためには,上記の条件が備わった装置で測定することが必須である.
参考文献
1)日本血液浄化技術学会透析液成分濃度測定装置の認証指針作成委員会:透析液成分濃度測定装置の認証指針 第3版,日本血液浄化技術学会,2019(http://www.reccs.or.jp/pdf/v2/2020062904.pdf)(最終アクセス:2020年12月10日)
2)日本血液浄化技術学会:透析液成分濃度測定装置による透析液濃度管理について 透析施設での「校正パラメータ」(校正式)変更時の手順書(ユーザ編),2018(https://jstb.jp/pdf/calibratio_manual2018_users_guide.pdf)(最終アクセス:2020年12月10日)
3)久野勉:透析液,補充液の処方.臨透析 35:1151-1156,2019
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