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文献詳細

雑誌文献

臨床検査65巻4号

2021年04月発行

文献概要

増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室 臨床化学

BNPとNT-proBNPが乖離する原因を教えてください

著者: 北川文彦1

所属機関: 1藤田医科大学病院臨床検査部

ページ範囲:P.364 - P.365

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BNPとNT-proBNPの有用性

 BNPとNT-proBNPは,心不全の診断や重症度および予後評価などに有用である.日本循環器学会ほかが提唱する「急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)」1)では,両バイオマーカーとも心不全における診断,重症度および予後評価において測定意義が高く,心不全マーカーとしての有用性は同等としている.

参考文献

1)日本循環器学会,日本心不全学会,日本胸部外科学会,他:日本循環器学会/日本心不全学会合同ガイドライン 急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版),2018(https://www.j-circ.or.jp/old/guideline/pdf/JCS2017_tsutsui_h.pdf)(最終アクセス:2020年12月8日)
2)Martinez-Rumayor A, Richards AM, Burnett JC, et al:Biology of the natriuretic peptides. Am J Cardiol 101:3-8,2008
3)山中克郎,石川隆志,眞野惠子(編):看護アセスメントにつながる 検査データの見かた,照林社,2016
4)Packer M, McMurray JJ, Desai AS, et al:Angiotensin receptor neprilysin inhibition compared with enalapril on the risk of clinical progression in surviving patients with heart failure. Circulation 131:54-61,2015
5)蔦本尚慶,酒井宏,河原千穂,他:DPP-4阻害薬シタグリプチンのBNP,NT-proBNP濃度に及ぼす影響—2型糖尿病を合併した慢性心不全患者における検討.医と薬学 67:629-635,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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