文献詳細
増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室
免疫・輸血
免疫グロブリン定量(IgG,IgA,IgM)検査で注意すべきことを教えてください
著者: 井本真由美1
所属機関: 1近畿大学病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.382 - P.383
文献概要
免疫グロブリンが増加する高γグロブリン血症のうち,モノクローナルに異常増加を認める病態はM蛋白血症と呼ばれる.多発性骨髄腫や原発性マクログロブリン血症などの悪性疾患や,良性の状態にあるMGUS(monoclonal gammopathy of undetermined significance)などが含まれる.ポリクローナルに免疫グロブリンが増加する高γグロブリン血症には,慢性感染症,肝硬変,膠原病やIgG4関連疾患がある(表1,21)).
参考文献
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