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文献詳細

雑誌文献

臨床検査65巻4号

2021年04月発行

文献概要

増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室 免疫・輸血

針刺し・切創・粘膜曝露時の感染症検査と対応の要点を教えてください

著者: 秋根大12

所属機関: 1自治医科大学保健センター 2自治医科大学附属病院感染症科・感染制御部

ページ範囲:P.398 - P.399

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まず行うべき感染症検査

 曝露源患者のB型肝炎ウイルス(HBV),C型肝炎ウイルス(HCV),ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染状況を確認する必要があるため,HBV表面抗原(HBsAg),HCV関連抗体(HCVAb),HIV抗原/抗体(HIV Ag/Ab)を測定する.曝露した人については,①HBVの免疫状態を確認するため,および②今後のベースラインとするためにHBsAg,HBV表面抗体(HBsAb),HCVAb,HIV Ag/Ab,AST,ALTを測定する(表1).

参考文献

●吉川徹:針刺し切創・血液体液ばく露に関する基本知識と罹患防止対策.増補新訂 医療機関における産業保健活動ハンドブック 第2版(相澤好治監,和田耕治編),産業医学振興財団,pp216-222,2019
●職業感染制御研究会:医療従事者のための感染予防:針刺し切創・皮膚粘膜曝露予防.感染制御 10(別冊2),2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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