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増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室 免疫・輸血
ABO血液型のオモテ・ウラ検査の不一致がある症例の輸血検査はどのように進めたらよいですか? また,輸血用血液製剤の選択はどうするのでしょうか?
著者: 丸橋隆行1
所属機関: 1群馬大学医学部附属病院輸血部
ページ範囲:P.406 - P.407
文献購入ページに移動Landsteinerの法則
ABO血液型とRhD血液型は輸血をするうえで極めて重要な血液型である.ABO血液型においては血清中に自己がもつ抗原とは反応しない抗体が規則的に存在しており,このことを“Landsteinerの法則”という(表1)1).原則として同型の血液製剤を輸血するため,安全な輸血のためには正確な血液型判定が必須となる.
ABO血液型とRhD血液型は輸血をするうえで極めて重要な血液型である.ABO血液型においては血清中に自己がもつ抗原とは反応しない抗体が規則的に存在しており,このことを“Landsteinerの法則”という(表1)1).原則として同型の血液製剤を輸血するため,安全な輸血のためには正確な血液型判定が必須となる.
参考文献
1)学会認定・臨床輸血看護師制度カリキュラム委員会(編):看護師のための臨床輸血 第2版—学会認定・臨床輸血看護師テキスト,中外医学社,2018
2)愛知県臨床検査標準化協議会:愛知県臨床検査標準化ガイドライン「輸血検査における標準手順書」改訂第3版,愛知県臨床検査標準化協議会,2020
3)日本輸血・細胞治療学会輸血検査技術講習委員会:輸血のための検査マニュアルVer.1.3.1,日本輸血・細胞治療学会,2017(http://yuketsu.jstmct.or.jp/wp-content/uploads/2017/02/9e95505098a34391cfa7151af59b6e89.pdf)(最終アクセス:2020年11月19日)
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