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増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室 感染症
血液培養陽性の場合,常に血液培養のフォローアップは必要ですか?
著者: 栃谷健太郎1
所属機関: 1京都市立病院感染症科
ページ範囲:P.412 - P.413
文献購入ページに移動血液培養のフォローアップが必要な状況
血液培養のフォローアップは常に必要なわけではない.必要な状況は主に以下の2つである(表1).
①感染性心内膜炎(IE),化膿性血栓性静脈炎,感染性動脈瘤,血管内デバイス感染といった血管内感染を疑っている,あるいは確定診断している場合
血液培養陽性が持続していれば,上記の疾患がより疑わしくなる.そのため,上記疾患を疑っている状況では血液培養のフォローアップが必要となる.また,上記疾患では治療期間を考える際に,血液培養陰性確定日を治療開始日として数えるよう勧められている.そのため,血液培養の陰性化確認が必須となる.
血液培養のフォローアップは常に必要なわけではない.必要な状況は主に以下の2つである(表1).
①感染性心内膜炎(IE),化膿性血栓性静脈炎,感染性動脈瘤,血管内デバイス感染といった血管内感染を疑っている,あるいは確定診断している場合
血液培養陽性が持続していれば,上記の疾患がより疑わしくなる.そのため,上記疾患を疑っている状況では血液培養のフォローアップが必要となる.また,上記疾患では治療期間を考える際に,血液培養陰性確定日を治療開始日として数えるよう勧められている.そのため,血液培養の陰性化確認が必須となる.
参考文献
●福地貴彦,牧野淳:菌血症に対するフォローアップの血液培養について—タイミングや頻度,期間について考察する.Intensivist 11:36-39,2019
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