文献詳細
文献概要
増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室 病理
摘出後に臓器の撮影をするときのポイント(注意点)はありますか?
著者: 中村広基1
所属機関: 1西尾市民病院臨床検査室病理
ページ範囲:P.446 - P.447
文献購入ページに移動臓器を撮影する目的
標本提出時や切り出し時に撮影された写真は標本作製や診断時に重要な情報として用いられる.そのため,臓器標本の特徴を十分再現した写真が必要になる.撮影を行うポイントは,必要な面が全て撮影されていること,臓器全体にフォーカスが合っている(パンフォーカスである)こと,明るさ(露出制御)や色合い(ホワイトバランス)が適切であること,適切な背景で撮影することなどが挙げられる.臓器写真も病理依頼書への記述と同様に,病理医への情報伝達手段であることを意識して撮影に臨んでいただきたい.
標本提出時や切り出し時に撮影された写真は標本作製や診断時に重要な情報として用いられる.そのため,臓器標本の特徴を十分再現した写真が必要になる.撮影を行うポイントは,必要な面が全て撮影されていること,臓器全体にフォーカスが合っている(パンフォーカスである)こと,明るさ(露出制御)や色合い(ホワイトバランス)が適切であること,適切な背景で撮影することなどが挙げられる.臓器写真も病理依頼書への記述と同様に,病理医への情報伝達手段であることを意識して撮影に臨んでいただきたい.
参考文献
1)日本臨床衛生検査技師会(監):マクロ写真撮影技術.病理検査技術教本,丸善出版,pp88-94,2017
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