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増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室 病理
骨や石灰化を含む検体,乳腺検体の検査結果が,他の検体より遅れて返却されてくるのは,なぜですか?
著者: 山田寛1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット
ページ範囲:P.448 - P.449
文献購入ページに移動病理標本作製(図1)
病理標本の作製は工程が多く,通常でも病理診断が臨床医へ返却されるまで時間がかかるが,乳腺などの脂肪組織,骨や石灰化組織などの硬い組織はさらに時間を必要とする.これは,乳腺などの脂肪組織では脱脂操作,骨など硬組織では脱灰操作が必要だからである.
病理標本の作製は工程が多く,通常でも病理診断が臨床医へ返却されるまで時間がかかるが,乳腺などの脂肪組織,骨や石灰化組織などの硬い組織はさらに時間を必要とする.これは,乳腺などの脂肪組織では脱脂操作,骨など硬組織では脱灰操作が必要だからである.
参考文献
●病理技術研究会(編):基礎病理技術学,病理技術研究会,2013
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