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増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室 生理機能
甲状腺の腫瘤評価において,コロイド囊胞と腺腫様結節を判断するポイントを教えてください
著者: 志村浩己1
所属機関: 1福島県立医科大学臨床検査医学講座
ページ範囲:P.474 - P.475
文献購入ページに移動 甲状腺超音波検査においては囊胞性病変と結節性病変が高頻度に発見される.良性病変であるコロイド囊胞と腺腫様結節の占める割合が極めて高く,甲状腺診療では超音波診断においてこれらを適切に診断することが非常に重要である.
コロイド囊胞では,組織学的に顕著な濾胞拡張,上皮の平坦化,および高密度の粘性物質を認める.コロイド囊胞は特に小児期に高頻度に認められ,特に小学生〜中学生の年代では50%以上の被検者に認められる1).
コロイド囊胞では,組織学的に顕著な濾胞拡張,上皮の平坦化,および高密度の粘性物質を認める.コロイド囊胞は特に小児期に高頻度に認められ,特に小学生〜中学生の年代では50%以上の被検者に認められる1).
参考文献
1)Shimura H, Sobue T, Takahashi H, et al:Findings of Thyroid Ultrasound Examination Within 3 Years After the Fukushima Nuclear Power Plant Accident: The Fukushima Health Management Survey. J Clin Endocrinol Metab 103:861-869,2018
2)岩舘学,松本佳子,長谷川翔,他:甲状腺囊胞性病変の超音波画像.乳腺甲状腺超音波医 9:19-23,2020
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