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増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室 生理機能
頭部MRI検査において,DWIで高信号だった場合の鑑別診断にはどのようなものがありますか
著者: 阿部考志1
所属機関: 1名古屋大学医学部放射線医学教室
ページ範囲:P.478 - P.479
文献購入ページに移動拡散強調像(DWI)の原理
拡散強調像(diffusion weighted image:DWI)は水分子の拡散運動(ブラウン運動)を反映した画像である.脂肪抑制T2強調像に拡散を強調する傾斜磁場(motion probing gradient:MPG)を加えた画像であり,拡散が制限された組織が高信号で描出される.
拡散強調の程度を表す単位としてb値があり,b=1,000s/mm2が広く使用されている.
拡散強調像(diffusion weighted image:DWI)は水分子の拡散運動(ブラウン運動)を反映した画像である.脂肪抑制T2強調像に拡散を強調する傾斜磁場(motion probing gradient:MPG)を加えた画像であり,拡散が制限された組織が高信号で描出される.
拡散強調の程度を表す単位としてb値があり,b=1,000s/mm2が広く使用されている.
参考文献
1)土屋一洋,青木茂樹,大場洋,他(編著):新版 所見からせまる脳MRI,学研メディカル秀潤社,2008
2)青木茂樹,相田典子,井田正博,他(編著):よくわかる脳MRI 改訂第4版,学研メディカル秀潤社,2020
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