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増刊号 よくある質問にパッと答えられる—見開き! 検査相談室 生理機能
DVT検査のときに考慮する疾患はありますか?
著者: 高井洋次1
所属機関: 1藤田医科大学病院放射線部
ページ範囲:P.480 - P.481
文献購入ページに移動DVTの病態と整理
深部静脈血栓症(deep venous thrombosis:DVT)の多くは下肢深部静脈で血液が凝固する病態であり,形成された血栓が遊離し,右心房,右心室を経て肺動脈で塞栓となり肺動脈塞栓症(pulmonary embolism:PE)を引き起こす.血栓形成の原因はVirchowの3徴,すなわち,血流の鬱滞,血管内皮の損傷,血液凝固能の亢進である.
深部静脈血栓症(deep venous thrombosis:DVT)の多くは下肢深部静脈で血液が凝固する病態であり,形成された血栓が遊離し,右心房,右心室を経て肺動脈で塞栓となり肺動脈塞栓症(pulmonary embolism:PE)を引き起こす.血栓形成の原因はVirchowの3徴,すなわち,血流の鬱滞,血管内皮の損傷,血液凝固能の亢進である.
参考文献
1)2016-2017年度活動 肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン(2017年改訂版),2018(https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2017/09/JCS2017_ito_h.pdf)(最終アクセス:2020年12月16日)
2)Wells PS, Anderson DR, Bormanis J, et al:Value of assessment of pretest probability of deep-vein thrombosis in clinical management. Lancet 350:1795-1798,1997
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