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今月の特集 典型例の臨床検査を学ぶ
扉
著者: 山田俊幸1
所属機関: 1自治医科大学臨床検査医学
ページ範囲:P.597 - P.597
文献購入ページに移動 臨床検査の領域でよく知られた教育手法にRCPC(reversed clinico-pathological conference)があります.検査データと限られた情報のみから病態を推測することによって,それぞれの検査の理解を深める優れた教育手法です.RCPCは病名を当てることが主たる目的ではありませんが,そこまで迫れれば,それはそれで楽しいものです.この時,いくつかの代表的な疾患についての知識があると大変,役に立ちます.
本特集では,病名からデータという,あえてRCPCと逆のベクトルを採用しました.臨床医に,典型的な疾患がどのような検査値を示すかという観点から,症例を提示しながら基本となる知識を解説いただきました.提示例から臨床医がどのように診断にたどりつくかのプロセスについて学んでいただければ幸いです.
提示例のデータは典型的ですが,当然,患者ごとに多様なデータが示されるはずです.それぞれの疾患の一般的な特徴も解説いただいたので,さらに理解を深めてください.
本特集では,病名からデータという,あえてRCPCと逆のベクトルを採用しました.臨床医に,典型的な疾患がどのような検査値を示すかという観点から,症例を提示しながら基本となる知識を解説いただきました.提示例から臨床医がどのように診断にたどりつくかのプロセスについて学んでいただければ幸いです.
提示例のデータは典型的ですが,当然,患者ごとに多様なデータが示されるはずです.それぞれの疾患の一般的な特徴も解説いただいたので,さらに理解を深めてください.
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