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文献詳細

雑誌文献

臨床検査66巻10号

2022年10月発行

文献概要

増大号 検査血液学レッスン 検査結果の乖離をどう判断するか 2章 血球形態

骨髄塗抹像とLLA測定値のずれ

著者: 稲葉亨12

所属機関: 1京都府立医科大学感染制御・検査医学 2京都府立医科大学附属病院臨床検査部

ページ範囲:P.1140 - P.1143

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はじめに

 骨髄塗抹像は造血器腫瘍の診断に不可欠の形態学的検査であるが,フローサイトメトリー(flow cytometry:FCM)での表現型解析(leukemia-lymphoma analysis:LLA)と結果が乖離する場合がある.本稿では,日常診療で遭遇しうるこれらの乖離の要因について概説する.

参考文献

1)田中雄三:フローサイトメトリー検査の基礎知識.日検血会誌 21:407-414,2020
2)稲葉亨,他:フローサイトメトリー検査のピットフォールと今後の課題.日検血会誌 21:430-437,2020
3)鶴田一人,他:フローサイトメトリー検査を用いた造血器腫瘍診断の進歩 手技的観点からゲーティング,抗体パネルについて.日検血会誌 19:413-421,2018
4)笠松哲光:FCM検査のピットホール.日臨検医会誌 69:867-873,2021
5)西川真子:多発性骨髄腫のFCM解析 診断時のポイントを中心に.日検血会誌 22:479-484,2021

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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