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今月の特集1 自然免疫を担うリンパ球たち
扉
著者: 涌井昌俊1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部臨床検査医学
ページ範囲:P.571 - P.571
文献購入ページに移動 近年,“T細胞とB細胞は抗原受容体をもち獲得免疫を担うリンパ球,NK細胞は抗原受容体をもたずに自然免疫を担うリンパ球”という認識に少し変化が生じています.NK細胞とは異なる抗原受容体をもたないリンパ球である自然リンパ球や,非古典的な抗原提示を受けるT細胞に関する知見が集積しています.いずれも自然免疫を担う役者として大いに注目されており,臨床的意義についても徐々に明らかになりつつあります.
本特集では「自然免疫を担うリンパ球たち」というくくりのなかで,抗原受容体をもたないリンパ球(NK細胞,自然リンパ球)と,自然免疫を担うT細胞とB細胞(γδT細胞,iNKT細胞,MAIT細胞,B1a細胞)について,第一線のエキスパートの方々に総論・各論で解説いただきました.臨床検査の舞台に登場する日もそう遠くはないと見込まれる免疫の個性派俳優たちについて理解の一助となれば幸いです.
本特集では「自然免疫を担うリンパ球たち」というくくりのなかで,抗原受容体をもたないリンパ球(NK細胞,自然リンパ球)と,自然免疫を担うT細胞とB細胞(γδT細胞,iNKT細胞,MAIT細胞,B1a細胞)について,第一線のエキスパートの方々に総論・各論で解説いただきました.臨床検査の舞台に登場する日もそう遠くはないと見込まれる免疫の個性派俳優たちについて理解の一助となれば幸いです.
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