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文献概要
今月の特集 微生物検査と臨床推論
喀痰培養と臨床推論
著者: 佐々木雅一1
所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院臨床検査部
ページ範囲:P.611 - P.616
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●培養検査は機械的な作業に陥りやすいが,目的と患者情報を理解して対応することが必要である.
●Gram染色の情報が絶大な効果をもたらす症例もあるため,臨床側との情報共有が必要である.
●培養検査結果が全てではない.通常の培養で検出できない起因菌の可能性を考えることが必要である.
●培養検査は機械的な作業に陥りやすいが,目的と患者情報を理解して対応することが必要である.
●Gram染色の情報が絶大な効果をもたらす症例もあるため,臨床側との情報共有が必要である.
●培養検査結果が全てではない.通常の培養で検出できない起因菌の可能性を考えることが必要である.
参考文献
1)安藤隆:検体採取・保存と検体の品質評価.検と技 49:190-196,2021
2)Fujita J, Touyama M, Chibana K, et al:Mechanism of formation of the orange-colored sputum in pneumonia caused by Legionella pneumophila. Intern Med 46:1931-1934,2007
3)Carroll KC, Pfaller MA, Landry ML, et al (eds):Manual of Clinical Microbiology, 12th ed, ASM Press, 2019
4)Clinical and Laboratory Standards Institute (CLSI):Performance standards for antimicrobial susceptibility testing, 30th ed, CLSI supplement M100, CLSI, Wayne PA, 2020
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