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増大号 AKI・CKDの診断・治療に臨床検査を活かせ 2章 腎疾患診療の進め方
医療面接,身体診察:腎疾患で確認すべきこと
著者: 永山泉1 前嶋明人1
所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター腎・高血圧内科
ページ範囲:P.368 - P.372
文献購入ページに移動はじめに
腎疾患は臨床症状を伴わないことが多いため,疑うことが重要である.例えば,腎炎の主な検査異常としてタンパク尿や血尿があるが,通常は自覚症状を伴わない.また,保存期腎不全では,自覚症状はほとんどなく,末期腎不全になって初めてさまざまな症状(尿毒症症状)が出現するようになる.一方,急性腎障害の場合は,症状(乏尿や無尿)を自覚した時点でかなり重症化していることが多い.
本稿では腎疾患を疑う際に重要な問診事項と診察所見について列挙し,それぞれについて考えられる腎疾患を詳しく説明する.
腎疾患は臨床症状を伴わないことが多いため,疑うことが重要である.例えば,腎炎の主な検査異常としてタンパク尿や血尿があるが,通常は自覚症状を伴わない.また,保存期腎不全では,自覚症状はほとんどなく,末期腎不全になって初めてさまざまな症状(尿毒症症状)が出現するようになる.一方,急性腎障害の場合は,症状(乏尿や無尿)を自覚した時点でかなり重症化していることが多い.
本稿では腎疾患を疑う際に重要な問診事項と診察所見について列挙し,それぞれについて考えられる腎疾患を詳しく説明する.
参考文献
●前嶋明人:レジデントのための腎臓教室 ベストティーチャーに教わる全14章 第2版,日本医事新報社,2023
●富野康日己(監),金子一成,他(編):尿検査のみかた,考えかた,中外医学社,2018
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