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増大号 AKI・CKDの診断・治療に臨床検査を活かせ 2章 腎疾患診療の進め方
腎生検の適応と合併症
著者: 武田朝美1
所属機関: 1増子記念病院腎臓内科
ページ範囲:P.391 - P.394
文献購入ページに移動はじめに
通常,腎生検は,経皮的針生検または開放性で行われ,得られた腎組織を光学顕微鏡,蛍光抗体法,電子顕微鏡により詳細に検討する.腎疾患の正確な診断を確立して,予後を予測し,適切な治療方針を決定するために,また活動的および慢性的な腎病変の変化の程度を確認するために腎生検は行われる.腎生検の適応,禁忌,合併症対策については,日本腎臓学会編集の「腎生検ガイドブック2020」1)を参照されたい.
通常,腎生検は,経皮的針生検または開放性で行われ,得られた腎組織を光学顕微鏡,蛍光抗体法,電子顕微鏡により詳細に検討する.腎疾患の正確な診断を確立して,予後を予測し,適切な治療方針を決定するために,また活動的および慢性的な腎病変の変化の程度を確認するために腎生検は行われる.腎生検の適応,禁忌,合併症対策については,日本腎臓学会編集の「腎生検ガイドブック2020」1)を参照されたい.
参考文献
1)日本腎臓学会腎生検ガイドブック改訂委員会(編):腎生検ガイドブック2020,東京医学社,2020
2)Hogan JJ, et al:The Native Kidney Biopsy: Update and Evidence for Best Practice. Clin J Am Soc Nephrol 11:354-362,2016
3)Chikamatsu Y, et al:Quantification of bleeding volume using computed tomography and clinical complications after percutaneous renal biopsy. Clin Kidney J 10:9-15,2017
4)Lubas A, et al:Hemodynamic characteristics and the occurrence of renal biopsy-related arteriovenous fistulas in native kidneys. Int Urol Nephrol 48:1667-1673,2016
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