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文献詳細

雑誌文献

臨床検査68巻4号

2024年04月発行

文献概要

増大号 AKI・CKDの診断・治療に臨床検査を活かせ 3章 腎疾患と臨床検査

尿定性検査の基本を押さえる

著者: 菊池春人1

所属機関: 1済生会横浜市東部病院臨床検査科

ページ範囲:P.408 - P.411

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はじめに

 本稿では尿定性検査(尿試験紙検査)項目に関して,急性腎障害(acute kidney injury:AKI),慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)の診断,管理における意義,および近年CKDの治療に用いられ,AKIとの関連もあるナトリウム・グルコース共役輸送体2(sodium glucose cotransporter 2:SGLT2)阻害薬との関連について述べる.

参考文献

1)日本腎臓学会(編):CKD診療ガイド2012,東京医学社,2012
2)日本腎臓学会(編):エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023,東京医学社,2023
3)Konta T, et al:Clinical utility of trace proteinuria for microalbuminuria screening in the general population. Clin Exp Nephrol 11:51-55,2007
4)日本腎臓学会:CKD治療におけるSGLT2阻害薬の適正使用に関するrecommendation,2022(https://jsn.or.jp/medic/data/SGLT2_recommendation20221129.pdf)(最終アクセス:2023年11月20日)
5)日本糖尿病学会:糖尿病治療におけるSGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation,2022(http://www.jds.or.jp/uploads/files/recommendation/SGLT2.pdf)(最終アクセス:2023年11月20日)
6)猪狩淳,他:細菌尿検出における簡易検査法の評価:白血球エステラーゼ試験と亜硝酸塩試験について.感染症誌 61:676-680,1987
7)神山恵多:SGLT2阻害薬はどのような尿検査項目に影響を与えますか.検と技 49:1360-1363,2021

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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