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増大号 AKI・CKDの診断・治療に臨床検査を活かせ 3章 腎疾患と臨床検査
二次性高血圧の鑑別に必要なホルモン検査と考え方
著者: 吉田雄一1 柴田洋孝1
所属機関: 1大分大学医学部内分泌代謝・膠原病・腎臓内科学講座
ページ範囲:P.436 - P.439
文献購入ページに移動はじめに
二次性高血圧とは,ある疾患によって二次的に引き起こされる高血圧である.この二次性高血圧は本態性高血圧と比較して,より治療抵抗性で脳心血管イベントを合併しやすい.二次性高血圧と診断とされた場合には本態性高血圧のように降圧薬による治療だけでは不十分で,その原因疾患に適切に対応しなければならない.
本稿では主にホルモン異常による二次性高血圧についてスクリーニング方法を中心に概説する.
二次性高血圧とは,ある疾患によって二次的に引き起こされる高血圧である.この二次性高血圧は本態性高血圧と比較して,より治療抵抗性で脳心血管イベントを合併しやすい.二次性高血圧と診断とされた場合には本態性高血圧のように降圧薬による治療だけでは不十分で,その原因疾患に適切に対応しなければならない.
本稿では主にホルモン異常による二次性高血圧についてスクリーニング方法を中心に概説する.
参考文献
1)日本内分泌学会(監),日本内分泌学会「原発性アルドステロン症診療ガイドライン策定と診療水準向上」委員会(編):原発性アルドステロン症診療ガイドライン2021.日本内分泌会誌 97(S.October):1-55,2021
2)日本内分泌学会「悪性褐色細胞腫の実態調査と診療指針の作成」委員会(編):褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2018.日本内分泌会誌 94(S.August):1-90,2018
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