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臨床検査68巻5号

2024年05月発行

雑誌目次

今月の特集 肥満と健康障害

フリーアクセス

河合 昭人

pp.565

 肥満症の薬が,約30年ぶりに国内で販売開始となりました.脚光を浴びている肥満症ですが,肥満と肥満症では大きく意味が違っています.肥満は“太っている状態”を指す状態です.しかし,肥満と健康障害がある場合,それは単なる肥満ではなく肥満症と診断され,医学的な減量治療の対象となります.わが国では,BMIが35を超える高度肥満症患者は年々増加しており,基本は減量ですが,健康障害があると肥満症として薬物治療などの対象となります.「肥満症診療ガイドライン2022」が発刊されたことを受け,今一度,肥満症に対する知見をアップデートさせ臨床検査の重要性を確認してほしいと思います.

 本特集では,肥満症の概念と疫学から解説し,各論として各種健康障害を項目立てしました.そして,内臓脂肪型肥満の概念にも触れることで「肥満症診療ガイドライン2022」での位置付けを確認していきます.

 読者の方々の知識のブラッシュアップにつながれば幸いです.

肥満症の概念と疫学

芳野 啓 , 廣田 勇士 , 小川 渉

pp.566-571

Point

●肥満症の定義:体格指数(BMI)≧25に加え,健康障害の合併や内臓脂肪の蓄積を含む.

●診断基準:原発性と二次性肥満の鑑別,BMIと健康障害の有無に基づく.

●治療指針:肥満症は3%減量,高度肥満症(BMI≧35)は5〜10%減量を目標とする.

●わが国の肥満の状況:20歳代で割合が最も低い.40〜50歳代,男性の40%が肥満,BMI≧30の割合は他国と同様に増加傾向である.

肥満と健康障害

耐糖能障害

庄嶋 伸浩 , 山内 敏正

pp.572-575

Point

●肥満は,糖尿病および糖尿病合併症の発症と進展を助長する原因となる.

●食事療法および運動療法は,薬物療法と同等かそれ以上に糖尿病発症リスクを低下させる.

●肥満を合併する糖尿病に対して,食事療法および運動療法で血糖値の改善が不十分であれば薬物療法が選択できる.

●高度肥満を合併する糖尿病に対して,減量・代謝改善手術が有効である.

脂質異常症

小幡 佳也 , 西澤 均 , 下村 伊一郎

pp.576-584

Point

●脂質異常症は肥満症の重要な健康障害の1つであり,高中性脂肪(TG)血症と低高比重リポタンパクコレステロール(HDL-C)血症を特徴とする.

●肥満・内臓脂肪蓄積に伴うインスリン抵抗性により,超低比重リポタンパク(VLDL),カイロミクロン(CM),レムナント,small dense LDL(sdLDL)の増加といったリポタンパク代謝異常をきたす.

●リポタンパク代謝異常を正確に評価するためには,TG値,HDL-C値,低比重リポタンパクコレステロール(LDL-C)値の評価のみでは不十分であり,リポタンパク分画などの検査が有用である.

●治療の基本は生活習慣改善による減量・内臓脂肪の減少であり,これにより高TG血症,低HDL-C血症のみならず,上記リポタンパク代謝異常の改善も期待できる.

高血圧

横田 健一 , 曽根 正勝

pp.585-591

Point

●多くの疫学研究から肥満では高血圧を発症しやすいことが示されている.

●わが国では経時的に肥満が増加していることから,高血圧における肥満の寄与度は今後ますます大きくなるものと推測されている.

●肥満で高血圧を発症するメカニズムとして,血行動態の変化,交感神経活動亢進,レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系(RAAS)活性化,インスリン抵抗性,アディポサイトカインの関与など複数の要因が推定されている.

●予防,治療ではまず減量や減塩を含む食事療法,運動療法などの生活習慣の改善が必要である.

●薬物治療では糖代謝異常やインスリン抵抗性の改善効果を有すると報告のあるアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)やアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬を優先的に投与することが望ましいが,しばしば治療抵抗性高血圧を呈し,複数種類の降圧薬投与を要することも多い.

高尿酸血症・痛風

西澤 均

pp.592-598

Point

●高尿酸血症は,遺伝素因に加え,肥満・内臓脂肪蓄積,飲酒などの環境因子によって惹起される.

●高尿酸血症の症候性合併症の1つが痛風であり,その再発予防のために血清尿酸値<6.0mg/dLを目指して治療介入を行う.

●肥満・内臓脂肪蓄積に伴う高尿酸血症は生活習慣改善指導による減量によって血清尿酸値の低下を期待できる.

●高尿酸血症は表現型であり,その成因と個々人の予防すべき合併症を念頭に薬物治療介入を検討する.

冠動脈疾患

大畑 洋子 , 宮本 恵宏

pp.600-607

Point

●わが国の冠動脈疾患(CAD)は諸外国に比較し罹患率が低い.年齢調整死亡率は,1950年代以降時代とともに増加したが,2010年以降は内科的治療・外科的治療の進歩などの医療の進歩が幅広く国民に還元され,低下している.

●肥満は動脈硬化性疾患のリスク因子であり,体容積指数(BMI)の高い患者,メタボリックシンドローム患者のスクリーニングは重要である.ただし,非肥満者でも糖尿病・高血圧・脂質異常症・喫煙などのリスク因子をもつ患者はハイリスクである.

●肥満患者は非肥満患者よりも心血管病の予後がよく,肥満パラドクスといわれているが,その理由は明らかではない.

●行動療法や外科的治療で10%以上体重減少し,肥満の是正が得られると,心血管リスクの低減が得られることが報告されている.

●グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬やGLP-1受容体・グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)受容体共受容体作動薬は,大きな体重減少効果があり,心血管イベントを抑制することが報告されている.しかし,適正使用のガイドラインに従い使用される必要がある.

肥満と脳血管疾患

山城 一雄 , 卜部 貴夫

pp.608-613

Point

●肥満およびメタボリックシンドロームにより,脳卒中の発症リスクが上昇する.

●内臓脂肪型肥満は,アディポカイン分泌の調節不全により動脈硬化の原因となる.

●腸内細菌による炎症は,肥満と脳梗塞の病態に関与する可能性が示されている.

●脳卒中発症予防のため,肥満においては体重の適正化が推奨される.

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)

谷貝 知樹 , 菅波 孝祥

pp.614-618

Point

●近年わが国において健康診断を受診する患者の3割は非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)であり,そのうち2割は炎症を伴う非アルコール性脂肪肝炎(NASH)である.

●進行したNAFLDの診断は画像検査で可能であるが,現在の診断法ではNAFLDとNASHを正確に区別するのは難しい.肝線維化は画像検査と血液生化学検査で比較的高精度に診断できる.

●NAFLD/NASHの治療では食事療法と運動療法による減量が重要であるが,達成率は高くない.治療薬の臨床試験も複数の候補薬で進んでいるが,現状承認された薬剤はない.

月経異常・女性不妊

横山 真紀 , 杉山 隆

pp.619-623

Point

●肥満は月経異常や女性不妊と関連する.

●背景メカニズムとしてインスリン抵抗性や高アンドロゲン血症を中心とした内分泌学的異常が重要である.

●肥満の病態とオーバーラップし,月経異常や不妊症をもたらす多囊胞性卵巣症候群(PCOS)がある.

●減量により肥満やPCOSに伴う月経異常の改善や妊孕能の回復が認められる.

●現体重の5〜10%の減量を目標とし生活習慣の改善を行う.

閉塞性無呼吸症候群・肥満低換気症候群

加隈 哲也

pp.624-628

Point

●成人の閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)発症の最大の要因は肥満であり,肥満の進行により,OSAは急激に重症化する.

●閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)では肥満を伴うことが多く,家人から睡眠中のいびきや呼吸停止を指摘される.日中の過度な眠気を催す高度肥満者においてはOSASの合併を疑うことが重要である.

●OSASの標準治療は持続気道陽圧(CPAP)呼吸である.一方,肥満を伴う患者においては,減量は有効な治療なので積極的に行う必要がある.

●肥満低換気症候群(OHS)が高度肥満を伴いOSASを高頻度に合併する.肺高血圧症や不整脈を発症する頻度が高く,突然死のリスクが高いので見逃さないように注意する.

肥満と運動器疾患

増田 裕也 , 中川 匠

pp.630-636

Point

●肥満と運動器疾患との間には深い関連があり,特に変形性関節症(OA)の発症機序には体重増加による関節への荷重負荷の増大が関与していると考えられてきた.

●肥満は手関節などの非荷重関節の関節症発症にも相関しており,OAの発症には荷重負荷の増大以外のメカニズムがあると考えられるようになった.

●OAの発症には,肥満による“軽微な慢性炎症”が深く関与している.

●その軽微な慢性炎症には,脂肪細胞が分泌するサイトカイン(アディポカイン)が関与する経路と,脂質異常症やインスリン抵抗性による全身的な炎症が関与している.

肥満関連腎臓病

大西 康博 , 和田 淳

pp.637-643

Point

●肥満症は慢性腎臓病(CKD)の危険因子であり,糖尿病性腎臓病(現在は糖尿病関連腎臓病の訳語が日本糖尿病学会と日本腎臓学会から提唱されている)や高血圧性腎硬化症と診断されないにもかかわらず肥満に腎障害を合併した症例は肥満関連腎臓病と呼ばれる.

●肥満関連腎臓病は,血行動態の変化,慢性炎症,アディポカインなどの内分泌的変化,および脂肪毒性が,単独ではなく相互に作用することにより発症する.

●肥満関連腎臓病の治療は食事・運動・行動療法による減量が第一であるが,レニン-アンジオテンシン系(RAS)阻害薬・ナトリウム・グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬・グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬・選択的ミネラルコルチコイド受容体アンタゴニスト(MRA)といった薬物療法や手術療法の有効性も期待される.

内臓脂肪型肥満

武市 幸奈 , 松田 やよい , 小川 佳宏

pp.644-651

Point

●肥満は体脂肪分布の違いから,内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満に大別される.

●脂肪組織の機能にはエネルギー調節とアディポサイトカインの産生・分泌がある.

●内臓脂肪の過剰な蓄積は,アディポサイトカイン産生異常やインスリン抵抗性を惹起し,糖尿病,脂質異常症や高血圧症ならびに心血管疾患を誘発する.

●日本人は白色人種と比較して,非肥満やごく軽度の肥満であっても内臓脂肪蓄積がみられ,糖尿病などの代謝異常や心血管疾患の合併リスクが高い.

●肥満を体格指数(BMI)のみで評価するのではなく内臓脂肪蓄積の観点から捉えたメタボリックシンドロームの概念は,わが国の肥満診療において大きな意味をもつ.

事例から学ぶ 検査室の経営管理に必要な知識・1【新連載】

検査室の経営管理のすゝめ

本間 裕一

pp.652-655

連載のはじめに

 私は1991年4月に横浜市立港湾病院に就職し,その後,横浜市健康福祉局保健医療部医療政策課,横浜市立市民病院,横浜市脳卒中・神経脊椎センターと異動を経験し,病院検査室の立ち位置を病院の検査室側からと行政側からの両側面からみてきました.そのなかで病院経営の一員として常に思っていることがあります.それは臨床検査に関する知識・技術については誰もが追求し日々進歩を遂げており,一般的なマネージメントについては,日本臨床衛生検査技師会などによる“認定管理検査技師制度”による研修や多くの学会や研修会,書物で学ぶことができますが,検査室の実践的な経営や戦略的な考えは,臨床検査技師養成課程にも含まれておらず,各施設の長が手探りのなかでマネージメントを行い,常に模索していることと思われます.また,今の時代,病院経営に臨床検査技師がかかわることは当たり前となっており,国の政策を反映した,検査室運営に関する考え方や方向性を問われる状況が増えています.

 そこで今回,より実践的な検査室運営にかかわる知識について「事例から学ぶ 検査室の経営管理に必要な知識」を執筆することとなりました.内容的には,検査室の運営形態や収支報告書の作成,検査機器購入の考え方,職場での経営意識の向上,医療DX令和ビジョン2030における検査戦略などです.私自身の病院検査室や行政での経験,医業経営コンサルタントとしての検査部門の分析を基に,これらは必要な知識と思っています.今回は「検査室の経営管理のすゝめ」と題しまして,なぜ,このような知識が必要なのか,今までの経緯とともにお話ししたいと思います(表1).

リレーエッセイ 私のこだわり・1【新連載】

感染対策の門番として微生物検査で地域医療圏を守る

原 祐樹

pp.656-657

自身の無力・無知を痛感した日

 2015年,日赤愛知医療センター名古屋第二病院(以下,当院)において海外から持ち込まれた多剤耐性菌によるアウトブレイク事案1)を経験したが,これがその後の私自身のキャリアを方向付ける大きな事案となった.当時,微生物検査に配属されて7年が経過し,日常検査は当然のことながら感染対策チーム内でも頼りにされる機会も徐々に増えてきていた.さらに同年には認定資格を取得し,認定臨床微生物検査技師として順調にキャリアを形成していた.そうしたなかで,これまで出合ったことのない多剤耐性菌〔バンコマイシン耐性腸球菌,カルバペネム分解酵素(Klebsiella pneumoniae carbapenemase:KPC)産生Klebsiella pneumoniae,OXA-23産生Acinetobacter baumannii〕に対して全く歯が立たず,その多剤耐性菌が数日のうちに院内伝播を起こし,病棟閉鎖になるという事案が発生し,これまで築いてきた自信が砂上の楼閣であったと痛感させられた.この出来事を契機に感染対策の門番として自施設の耐性菌検査技術を高めることが必須であると考えるようになった.

今月の!検査室への質問に答えます・14

MitraClip®前後の心エコー検査の評価方法を教えてください

塩川 則子 , 出雲 昌樹

pp.658-661

MitraClip®

 MitraClip®(アボットメディカルジャパン社)とは左心系にある房室弁である僧帽弁の修復に用いられる医療デバイスのことで,経皮的僧帽弁接合不全修復術(transcatheter edge-to-edge repair:TEER)で使用されます.TEERは僧帽弁閉鎖不全症に対し非開胸下で経カテーテル的にクリップを用いて行う治療方法のことで,開胸手術による僧帽弁前尖と後尖を縫合するedge-to-edge repairをコンセプトとしています(図1).MitraClip®を使用したTEERは2018年4月から保険適用されており,その適応基準は左室駆出率が20%以上で安静時もしくは負荷時に重症の僧帽弁逆流があり,外科的手術が困難であることや僧帽弁逆流の改善により症候の改善が期待される症例について実施可能であり,わが国でも開胸手術が困難である高齢者や心機能が低下した症例に適応されています.

医療紛争の事例から学ぶ・9

刑事事件における被疑者の供述調書の取扱い

岡部 真勝 , 蒔田 覚

pp.662-664

はじめに

 業務範囲の拡大は,法的責任の拡大を伴う.重大な医療事故が発生した場合には,被害者救済を目的とした民事事件だけでなく,刑事責任が追及されることもありうる.そして,刑事事件の捜査段階で,医療従事者は被疑者あるいは証人的立場で供述を求められる.その際に作成される供述調書は,後の裁判で犯罪事実を証明する重要な証拠として用いられることになる.連載第9回では,刑事手続における被疑者の供述調書の取扱いについて解説する.

短報

石綿小体計測検査:石綿小体計測マニュアル(第3版)を中心に

田中 真理 , 向井 春喜 , 槇原 康亮

pp.666-670

Abstract

 肺癌は喫煙をはじめとする多くの原因で発症するため,石綿による肺癌の認定には石綿曝露量を客観的に推定する必要がある.石綿曝露の医学的判断の1つとして石綿小体計測検査が用いられている.今回,「石綿小体計測マニュアル(第3版)」が発行され,湿潤肺組織の消化法が採用となり石綿小体の形態学的判断が比較的容易となった.しかし,非腫瘍部肺組織が4cm3大に満たない場合は従来の乾燥肺消化法を実施することになり,改訂による利点が生かされないため,できるだけ非腫瘍部肺組織を保管しておくことが重要である.

書評 フリーアクセス

山田 和範

pp.672

あとがき フリーアクセス

藤崎 純

pp.676

 このたび,歴史ある「臨床検査」の編集委員として新たに加わることになりました藤崎と申します.「臨床検査」は私が学生の頃から研究室で親しんできた雑誌でありますが,初刊が1957年4月に発行されたことを知り,歴史の長さに驚くとともに今回の着任を大変光栄に思っております.

 私は臨床検査技師として28年間,生理機能検査に従事してまいりました.これまでの経験を生かしつつ,技師目線から日常業務に役立つ,興味深い企画や情報を提供できるよう努めてまいります.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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バックナンバー

64巻12号(2020年12月発行)

今月の特集1 血栓止血学のトピックス—求められる検査の原点と進化
今月の特集2 臨床検査とIoT

64巻11号(2020年11月発行)

今月の特集1 基準範囲と臨床判断値を考える
今月の特集2 パニック値報告 私はこう考える

64巻10号(2020年10月発行)

増刊号 がんゲノム医療用語事典

64巻9号(2020年9月発行)

今月の特集1 やっぱり大事なCRP
今月の特集2 どうする?精度管理

64巻8号(2020年8月発行)

今月の特集1 AI医療の現状と課題
今月の特集2 IgG4関連疾患の理解と検査からのアプローチ

64巻7号(2020年7月発行)

今月の特集1 骨髄不全症の病態と検査
今月の特集2 薬剤耐性カンジダを考える

64巻6号(2020年6月発行)

今月の特集 超音波検査報告書の書き方—良い例,悪い例

64巻5号(2020年5月発行)

今月の特集1 中性脂肪の何が問題なのか
今月の特集2 EBLM(evidence based laboratory medicine)の新展開

64巻4号(2020年4月発行)

増刊号 これで万全!緊急を要するエコー所見

64巻3号(2020年3月発行)

今月の特集1 Clostridioides difficile感染症—近年の話題
今月の特集2 質量分析を利用した臨床検査

64巻2号(2020年2月発行)

今月の特集1 検査でわかる二次性高血圧
今月の特集2 標準採血法アップデート

64巻1号(2020年1月発行)

今月の特集1 免疫チェックポイント阻害薬—押さえるべき特徴と注意点
今月の特集2 生理検査—この所見を見逃すな!

63巻12号(2019年12月発行)

今月の特集1 糖尿病関連検査の動向
今月の特集2 高血圧の臨床—生理検査を中心に

63巻11号(2019年11月発行)

今月の特集1 腎臓を測る
今月の特集2 大規模自然災害後の感染症対策

63巻10号(2019年10月発行)

増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック

63巻9号(2019年9月発行)

今月の特集1 健診・人間ドックで指摘される悩ましい検査異常
今月の特集2 現代の非結核性抗酸菌症

63巻8号(2019年8月発行)

今月の特集 知っておきたい がんゲノム医療用語集

63巻7号(2019年7月発行)

今月の特集1 造血器腫瘍の遺伝子異常
今月の特集2 COPDを知る

63巻6号(2019年6月発行)

今月の特集1 生理検査における医療安全
今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理

63巻5号(2019年5月発行)

今月の特集1 現在のHIV感染症と臨床検査
今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方

63巻4号(2019年4月発行)

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

63巻3号(2019年3月発行)

今月の特集 血管エコー検査 まれな症例は一度みると忘れない

63巻2号(2019年2月発行)

今月の特集1 てんかんup to date
今月の特集2 災害現場で活かす臨床検査—大規模災害時の経験から

63巻1号(2019年1月発行)

今月の特集1 発症を予測する臨床検査—先制医療で5疾病に立ち向かう!
今月の特集2 薬の効果・副作用と検査値

62巻12号(2018年12月発行)

今月の特集1 海外帰りでも慌てない旅行者感染症
今月の特集2 最近の輸血・細胞移植をめぐって

62巻11号(2018年11月発行)

今月の特集1 循環癌細胞(CTC)とリキッドバイオプシー
今月の特集2 ACSを見逃さない!

62巻10号(2018年10月発行)

増刊号 感染症関連国際ガイドライン—近年のまとめ

62巻9号(2018年9月発行)

今月の特集1 DIC診断基準
今月の特集2 知っておきたい遺伝性不整脈

62巻8号(2018年8月発行)

今月の特集 女性のライフステージと臨床検査

62巻7号(2018年7月発行)

今月の特集1 尿検査の新たな潮流
今月の特集2 現場を変える!効果的な感染症検査報告

62巻6号(2018年6月発行)

今月の特集1 The Bone—骨疾患の病態と臨床検査
今月の特集2 筋疾患に迫る

62巻5号(2018年5月発行)

今月の特集1 肝線維化をcatch
今月の特集2 不妊・不育症医療の最前線

62巻4号(2018年4月発行)

増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック

62巻3号(2018年3月発行)

今月の特集1 症例から学ぶ血友病とvon Willebrand病
今月の特集2 成人先天性心疾患

62巻2号(2018年2月発行)

今月の特集1 Stroke—脳卒中を診る
今月の特集2 実は増えている“梅毒”

62巻1号(2018年1月発行)

今月の特集1 知っておきたい感染症関連診療ガイドラインのエッセンス
今月の特集2 心腎連関を理解する

60巻13号(2016年12月発行)

今月の特集1 認知症待ったなし!
今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査

60巻12号(2016年11月発行)

今月の特集1 血液学検査を支える標準化
今月の特集2 脂質検査の盲点

60巻11号(2016年10月発行)

増刊号 心電図が臨床につながる本。

60巻10号(2016年10月発行)

今月の特集1 血球貪食症候群を知る
今月の特集2 感染症の迅速診断—POCTの可能性を探る

60巻9号(2016年9月発行)

今月の特集1 睡眠障害と臨床検査
今月の特集2 臨床検査領域における次世代データ解析—ビッグデータ解析を視野に入れて

60巻8号(2016年8月発行)

今月の特集1 好塩基球の謎に迫る
今月の特集2 キャリアデザイン

60巻7号(2016年7月発行)

今月の特集1 The SLE
今月の特集2 百日咳,いま知っておきたいこと

60巻6号(2016年6月発行)

今月の特集1 もっと知りたい! 川崎病
今月の特集2 CKDの臨床検査と腎病理診断

60巻5号(2016年5月発行)

今月の特集1 体腔液の臨床検査
今月の特集2 感度を磨く—検査性能の追求

60巻4号(2016年4月発行)

今月の特集1 血漿蛋白—その病態と検査
今月の特集2 感染症診断に使われるバイオマーカー—その臨床的意義とは?

60巻3号(2016年3月発行)

今月の特集1 日常検査からみえる病態—心電図検査編
今月の特集2 smartに実践する検体採取

60巻2号(2016年2月発行)

今月の特集1 深く知ろう! 血栓止血検査
今月の特集2 実践に役立つ呼吸機能検査の測定手技

60巻1号(2016年1月発行)

今月の特集1 社会に貢献する臨床検査
今月の特集2 グローバル化時代の耐性菌感染症

59巻13号(2015年12月発行)

今月の特集1 移植医療を支える臨床検査
今月の特集2 検査室が育てる研修医

59巻12号(2015年11月発行)

今月の特集1 ウイルス性肝炎をまとめて学ぶ
今月の特集2 腹部超音波を極める

59巻11号(2015年10月発行)

増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ

59巻10号(2015年10月発行)

今月の特集1 見逃してはならない寄生虫疾患
今月の特集2 MDS/MPNを知ろう

59巻9号(2015年9月発行)

今月の特集1 乳腺の臨床を支える超音波検査
今月の特集2 臨地実習で学生に何を与えることができるか

59巻8号(2015年8月発行)

今月の特集1 臨床検査の視点から科学する老化
今月の特集2 感染症サーベイランスの実際

59巻7号(2015年7月発行)

今月の特集1 検査と臨床のコラボで理解する腫瘍マーカー
今月の特集2 血液細胞形態判読の極意

59巻6号(2015年6月発行)

今月の特集1 日常検査としての心エコー
今月の特集2 健診・人間ドックと臨床検査

59巻5号(2015年5月発行)

今月の特集1 1滴で捉える病態
今月の特集2 乳癌病理診断の進歩

59巻4号(2015年4月発行)

今月の特集1 奥の深い高尿酸血症
今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか

59巻3号(2015年3月発行)

今月の特集1 検査システムの更新に備える
今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識

59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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