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雑誌文献

臨床検査68巻6号

2024年06月発行

雑誌目次

今月の特集 免疫・アレルギー性肺疾患と検査

フリーアクセス

涌井 昌俊

pp.681

 肺をはじめ呼吸器は,体内に酸素を供給し体外に二酸化炭素を捨てるために空気を介して外界と接するという構造的な特性があります.したがって,さまざまな外敵と闘うシステムである免疫は不可欠な存在ですが,その暴走ともいえるアレルギー反応や自己免疫反応はさまざまな呼吸器疾患をもたらします.原因として関与する感染,薬剤,環境物質などが明らかである疾患もありますが,まだ成因が不明である場合が多く,基礎・臨床の研究が活発に続けられています.また,同じ疾患でも個々の患者で,疫学,病態,検査所見,治療反応性,予後は多様であり,層別化医療の確立はこの領域でも重要な課題です.

 本特集では免疫・アレルギー性肺疾患とその臨床を支える検査を取り上げ,第一線のエキスパートの方々に解説いただきました.各疾患の概要のアップデートとともに,診療にかかわる検査の実地に必要な考え方の整理の一助となれば幸いです.

総論

免疫・アレルギー性肺疾患の診療の基本的な考え方と検査の位置付け

松本 宗大 , 今野 哲

pp.682-685

Point

●現代医学では免疫・アレルギー性疾患の診療が進化し続けており,常に新たな治療法と診断技術の更新が求められている.

●疾患の発症背景には,環境要因や遺伝的要素のほか,ライフスタイルの変化も関与しており,地域によって疾患の有病率に違いがみられる.

●診療の基本的な考え方としては,患者の症状や病歴を詳細に評価し,それに基づいて最適な検査戦略を策定することが重要である.

●生物学的製剤は,免疫・アレルギー性疾患の診療に革新的な進歩をもたらしており,特定の免疫細胞やサイトカインをターゲットにして症状の緩和と病状の改善を図る.

疾患各論

気管支喘息

笹原 広太郎 , 正木 克宜 , 福永 興壱

pp.686-692

Point

●気管支喘息の病態には多様性があることが知られており,また患者個人のなかでも変動性がある.そのため,複数の臨床検査や臨床情報を組み合わせて総合的に評価を行う必要がある.

●検体検査では末梢血好酸球数,抗原特異的免疫グロブリンE(IgE)抗体,血清総IgE値が病態の評価に有用であり,血液ガス検査は主に増悪時の重症度の評価に有用である.喀痰も病態の評価に有用である.

●画像検査(胸部X線,胸部CT)では肺野の過膨張,モザイクパターン,気管支壁肥厚,粘液栓,気管支拡張が参考となる.喘息と鑑別の必要な他疾患の評価においても重要である.

●生理機能検査は喘息の評価で最も重要な臨床検査である.スパイロメトリーが最も基本的であるが,気道可逆性試験,気道過敏性試験,モストグラフ,呼気一酸化窒素(FeNO),ピークフローモニタリングを必要に応じて適切に用いる.

過敏性肺炎

白井 剛 , 宮﨑 泰成

pp.693-698

Point

●過敏性肺炎は,抗原を繰り返し吸入することにより生じるアレルギー性のびまん性肺疾患であり,住居,職業,趣味など,生活環境中のさまざまなものが原因抗原となりうる.

●臨床経過,肺線維化の有無により分類され(急性vs.慢性,非線維性vs.線維性),急性は経過や画像所見から診断は比較的容易であるが,慢性は進行性の肺線維化をきたす他の疾患と類似しており診断が難しい.

●治療は原因抗原の除去・回避が主体となり,原因抗原や曝露環境に応じた対策を講じる.

サルコイドーシス

玉田 勉

pp.699-707

Point

●サルコイドーシス(以下,サ症)は原因不明の全身性肉芽腫性疾患であり,ほぼ全ての臓器で病巣を形成しうるが,胸郭内病変が多いため呼吸器内科医が診療の中心となることが多い.

●病因論が国際的に統一されておらず,欧米では結核菌や非結核性抗酸菌病因説,わが国ではアクネ菌病因説が有力視されている.

●サ症に特徴的な症状と臨床検査所見に加え,組織所見が証明できる組織診断群と,心臓や眼など組織検査が困難な場合にも一定の条件を満たせば診断可能な臨床診断群とに分けられる.

●自然寛解するものから長期間の経口ステロイド(OCS)治療を要するものまで,症例ごとに経過が多様である.

●OCS長期使用による全身性副作用のリスク上昇回避に加え,疾患修飾および長期予後改善効果を示すエビデンスが乏しいことから,今後OCS代替治療薬の開発が望まれている.

膠原病に伴う肺障害

榎本 紀之

pp.708-716

Point

●膠原病(CTD)では,間質性肺疾患(ILD)のみでなく気道病変,血管病変など多彩な肺病変を合併し,特にILDと肺高血圧症(PH)の合併が予後を悪化させる.

●全身性強皮症(SSc)や多発性筋炎/皮膚筋炎(PM/DM),混合性結合組織病(MCTD)においてILDの合併率が高い.

●CTD診断時には,胸部CTや聴診などによるILDの早期発見,早期治療開始が重要であり,予後を改善する.

●CTD関連のILDの診断には,日和見感染や薬剤性肺障害の鑑別診断が必要である.

IgG4関連呼吸器疾患

松井 祥子

pp.717-723

Point

●IgG4関連疾患(IgG4-RD)は,高IgG4血症と病変組織内への著明なリンパ球・IgG4陽性形質細浸潤と線維化を認める原因不明の慢性炎症性疾患である.

●全身の臓器に腫大性肥厚性病変を認めるが,主な罹患臓器は,涙腺,顎下腺,膵臓,腎,後腹膜であり,胸郭内リンパ節腫大も多い.

●IgG4関連呼吸器疾患(IgG4-RRD)では,アレルギー性鼻炎や気管支喘息などのアレルギーを伴うことが多く,高IgG4血症,高IgE血症を認める.

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症

浅野 浩一郎

pp.724-727

Point

●アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)は,気道内に吸入され定着したアスペルギルス属真菌に対するアレルギー性免疫応答によって発症する.

●ABPAの臨床検査として,末梢血好酸球数,血清総免疫グロブリン(Ig)E値,血清真菌特異的IgEおよびIgG抗体価,真菌培養が重要である.

●血清総IgE値は,ABPAの診断のみならず,治療効果のモニタリングや再燃の診断においても重要である.

薬剤性肺障害

冨岡 洋海

pp.728-733

Point

●薬剤性肺障害は,呼吸器疾患の診療において,鑑別の1つとして常に考えておく必要がある.

●患者が薬と認識していない栄養食品やサプリメントも含め,全ての薬剤は肺障害をきたす可能性がある.

●注意深い問診による薬剤投与との時間的関連の確認と他疾患の除外が診断の基本であり,薬剤との因果関係の評価法について科学的に確立された検査はない.

●分子標的薬や生物学的製剤,免疫チェックポイント阻害薬などの開発,市場投入により,今後も薬剤性肺障害の増加,多様化に対応していく必要がある.

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)

谷口 正実 , 上出 庸介 , 関谷 潔史

pp.734-741

Point

●好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)は,成人発症喘息と好酸球性副鼻腔炎が数年先行した後に,著明な好酸球増加とともに小動脈を病変の主座とする全身性血管炎を発症する原因不明のまれな疾患で,病態の本質は全身臓器の虚血と好酸球性炎症である.

●全例で好酸球性気道炎症病態が先行するため特発性好酸球性肺炎などとの鑑別が,また発症時に末梢血好酸球数が1,000/μL以上を示すため好酸球増多疾患との鑑別が必要となる.

●発症急性期には末梢血好酸球は40%以上を示し,臓器虚血指標〔乳酸脱水素酵素(LDH),クレアチンキナーゼ(CK)〕が増加し,2/3の例で血清免疫グロブリンE(IgE),血小板,リウマチ因子が上昇し,1/3でp-ANCAが陽性化する.

●多発単神経炎による痺れや麻痺をきたしやすく,心臓障害(心不全と致死的不整脈)や虚血性腸障害も約4割で認め,急性期は急激に悪化しやすく,迅速な諸検査による臓器障害の把握と早期の治療開始が重要である.

COVID-19と免疫・アレルギー性肺疾患(喘息・間質性肺炎)の関係

竹下 裕理 , 長瀬 洋之

pp.742-747

Point

●新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行期に喘息の増悪は減少した.マスク装着などによる呼吸器感染症の減少が関与した可能性がある.

●喘息における2型炎症や,吸入ステロイド薬(ICS)は,ウイルス侵入受容体であるアンジオテンシン変換酵素(ACE)2発現を低下させる.

●喘息患者はCOVID-19に罹患しにくい傾向があり重症化リスクも高くない.

●一方,間質性肺疾患(ILD)患者がCOVID-19に罹患した際の予後は不良である.

●COVID-19は膠原病肺を含めた自己免疫疾患を誘発する可能性がある.

肺炎マイコプラズマ感染症と免疫・アレルギー性肺疾患の関係

黒沼 幸治

pp.748-752

Point

●肺炎マイコプラズマは市中肺炎の代表的な起炎菌であるが,細胞壁をもたず,細胞膜成分が宿主免疫応答に関与する.マクロライド耐性菌が問題となっているが蛍光消光プローブ(quenching probe:QP)法で耐性遺伝子を検出可能である.

●気管支やその周囲の間質に炎症を起こし,多様な高分解能CT(HRCT)像を呈する.宿主の免疫反応はインフラマソームによるインターロイキン(IL)-18の誘導が重症化にかかわっており,重症例にはステロイドが有用である.

●肺炎マイコプラズマと喘息との関連性を示す報告も多く,2型ヘルパーT(Th2)背景の患者ではマイコプラズマ感染が気道炎症やTh2環境変化を引き起こし,喘息を増悪させている.

検査各論

検体検査

若原 恵子 , 石井 誠

pp.753-758

Point

●免疫・アレルギー性肺疾患に対する血液検査は,診断,重症度判定,治療方針決定や経過のモニタリングに使用される.

●白血球分画・分類やC反応性タンパク(CRP)値などは,ステロイド,免疫抑制薬などの影響を受けることを考慮し,結果を解釈する必要がある.

●特異的IgE測定には,単項目測定と,スクリーニングで使用できる多項目測定がある.真菌に対する特異的IgE測定では,交差反応による偽陽性が起こる可能性があり,より精度の高いアレルゲンコンポーネント特異的IgE検査に注目が集まっている.

●血液検査は一般的に臓器特異性が低いことに留意する.喀痰検査では,気道局所の炎症評価が可能であるが標準化が難しく,現状では限られた施設でのみ施行される.

生理機能検査

山澤 稚子

pp.759-764

Point

●免疫・アレルギー性肺疾患を評価する生理検査項目には,スパイロメトリー,気管支拡張薬反応性検査,気道過敏性検査,呼気一酸化窒素(NO)検査,肺拡散能(DLCO)検査がある.

●気管支喘息の診断・重症度評価・治療効果を把握するうえで,呼吸機能検査は最も重要な生理機能検査である.

●検査項目の特性を把握することにより,診断,治療選択肢の判断に有益な情報が得られる.

画像検査—二次小葉に基づいた免疫・アレルギー性肺疾患の胸部CT画像所見と,胸部CT撮影時の注意点

近末 智雅 , 角 明子 , 藤本 公則

pp.767-775

Point

●免疫・アレルギー性肺疾患のCT画像所見は多彩である.鑑別を進めるうえで二次小葉に基づいた病変の分布に注目することが重要である.

●二次小葉の構造と関係する病変の分布には,小葉中心性分布とリンパ路性分布のほかランダム分布がある.

●間質性肺炎の分野では,軽微な間質性肺病変〔肺間質異常(ILA)〕という新しい概念が提唱され,これまで以上に間質性変化の有無の評価や経過観察を適切に行うことが重要視されている.

事例から学ぶ 検査室の経営管理に必要な知識・2

検体検査部門の運営形態—直営,ブランチラボ,FMS,検査実績課金方式

本間 裕一

pp.776-779

はじめに

 多くの病院検体検査室では,検体検査部門について病院が自前で人員や機器,試薬などを整備(以下,直営),人員を含む全てを外部に委託(以下,ブランチラボ),また,直営においても人員や機器,試薬など全てを自前で用意する方式から,人員以外の機器,試薬を委託する院内受託方式(facility management system:FMS),検査実績と連動した検査実績課金方式(pay per reportable test.以下,課金方式)など,多様な運営方式が存在します.その運営方式は,病院の経営母体が決定し,病院の再整備などによる建て替えや,経営母体の変更などによる大きなプロジェクトが行われる際は,検体検査部門の運営方法が見直されることが多いと思われます.そこで,今回は,直営,ブランチラボ,FMS,課金方式などの検査室運営形態についてお話しいたします.

今月の!検査室への質問に答えます・15

非結核性抗酸菌感染症の診断検査の概要と注意すべき点について教えてください

青野 昭男

pp.780-783

はじめに

 近年,非結核性抗酸菌(nontuberculous mycobacteria:NTM)症の増加が報告されています.従来の抗酸菌症の中心は結核でした.ところが2016年のNamkoongら1)の報告により罹患率において肺NTM症は結核を上回っていることが明らかとなり,前回の2009年の調査の約2.6倍に増加したことが確認されました.起炎菌としては,Mycobacterium aviumおよびMycobacterium intracellulareを示す非結核性抗酸菌症(M. avium complex:MAC)が最も頻度が高く88.8%を占めており,続いてMycobacterium kansasiiが4.3%,Mycobacterium abscessusが3.3%認められています.菌の分離頻度には地域的な特徴がありM. intracellulareは西日本に多く,M. aviumは東日本に多いとされています.またM. kansasiiは近畿地方で,M. abscessusは九州・沖縄地方で高い傾向が認められています.細菌検査室において分離される抗酸菌の中心もNTMであるのが実際の感覚だと思われます.ただし,NTMの分離数が増加した現在においても,分離された抗酸菌が結核菌でないことを正しく確認することは感染対策上非常に重要です.

 現時点で非結核性抗酸菌は190種類以上の菌種が登録されていますが,臨床で分離される抗酸菌の全体像として,表1にわが国の検査センターで分離され質量分析で同定されたNTM17,163株を集計した成績を示しました.そのなかで最も多く分離されたのはMACで全体の約64%(M. aviumが45.8%でM. intracellulareが17.7%)を占めています(実際はもっと多いと思われますが,多くのMACは核酸増幅法検査で同定されており,質量分析は全体を反映していないと思われます).続いてM. abscessusが9.3%およびM. kansasiiが4.7%でした.また分離されれば確定診断となる結核菌に対して,NTMにおいては分離された菌が必ずしも起炎菌とはならないため,感染症としての数字と分離株数で差が生じることがあります.特に肺NTM症においては起炎菌とするための条件が定められており,その条件として肺非結核性抗酸菌症診断基準が示されています(https://www.kekkaku.gr.jp/commit/ntm/200804sisin.pdf)2).またNTMは発育速度によって2つに区分され,コロニーが発育するまでに2〜4週間を要する遅発育性抗酸菌(slow growing Mycobacterium:SGM)と,1週以内に発育する迅速発育性抗酸菌(rapid growing Mycobacterium:RGM)に大別されます.

医療紛争の事例から学ぶ・10【最終回】

迷惑患者への対応

蒔田 覚

pp.784-787

はじめに

 医師の働き方改革を実現するためのタスク・シフト/シェアを検討する過程で,法令改正により臨床検査技師が“診療の補助”として行える“生理学的検査”の範囲が拡大した.その結果,臨床検査技師として患者やその家族と接触する機会が増え,トラブルに巻き込まれる機会も多くなることが予想される.

 これまでの医療紛争の中心は医療機関や医師であったが,臨床検査技師も他人事では済まされないであろう.特に,暴言を吐いたり暴力を振るったりする迷惑患者への対応は臨床検査技師が日常業務を行ううえでも,当然に身に付けねばならない知識である.

 そこで,連載の最終回として,迷惑患者の診療拒否が問題となった近年の裁判例〔(令和4年8月8日東京地方裁判所判決〕1)を紹介することとした.患者は,診療拒否を伝達した医療機関の医事課職員に対して150万円の損害賠償を求めるとともに,医療機関に対して従来の治療行為の実施を求めたが,医事課職員に対する損害賠償請求は棄却,医療機関に対する請求は,特定が不十分であるとして却下となった.

リレーエッセイ 私のこだわり・2

診療と検査技術発展への貢献を目指して“一流”検査技師になるために

清水 康平

pp.788

患者さんに寄り添う検査

 検査を行うとき,私は患者さんの立場に立つことを意識しています.特に私は糖尿病療養指導士や循環器病予防指導士の資格をもっており,療養指導にも携わっています.患者さんに“立場が違う”と認識されてしまうと療養指導もなかなか受け入れていただけないことを多く経験します.その際には,相手の立場を理解することや共感することが受け入れてもらえる指導につながります.

 また,糖尿病教室などで時間をかけて療養指導する場面だけでなく,日常の検査で患者さんとお話しするときにも療養指導のチャンスをみつけるようにしています.何気ない会話から相手の特徴を判断し,糖尿病や高血圧コントロールに関して困っていることや間違っていることがないかを探り,療養指導や禁煙指導を行うようにしています.検査室で心を開いて話してくださる方も多く,“さっき先生にはこう言っちゃったんだけどさぁ”のように先生の前では言えなかったことを聞き出せることはコメディカルスタッフが療養指導へ参加する大きな意義だと感じています.

あとがき フリーアクセス

関谷 紀貴

pp.792

 2024年,早くも折り返しの時期となりました.暑い夏まであと少しですが,過去10年くらいは毎年のように起こる気象イベントのため,気候変動がより身近なものになったと感じています.少し気は早いですが,夏を楽しもうという前向きな気持ちと,夏を乗り越えようという後向きの気分が入り交じったような心境です.

 今から13年前のことになります.中・高校時代の友人が台湾の大学で経済学を教えており,久しぶりの再会と旅行を兼ねて初めて台湾を訪れました.8月上旬〜中旬にかけての非常に暑い時期でしたが,あちこち案内をしてもらいながら現地のおいしい食べ物を堪能し,すっかり台湾が好きになってしまいました.台北市は,古くからの伝統が感じられる国立故宮博物院,龍山寺,行天宮,中正紀念堂,忠烈祠,迪化街といった歴史的な名所から,ランドマークともいえる台北101や台湾の原宿といわれる西門町といったおしゃれスポットにもすぐ遊びに行くことが可能です.その合間,日本でも有名な鼎泰豊の小籠包や,多くの出店で賑わう士林夜市や饒河街夜市で地元のソウルフードを味わうことも大きな楽しみになります.今では台湾発のかき氷として広く知られた,フワフワ触感のマンゴー雪花冰を食べたときは1回でその虜となり,これを食べるために台湾を再訪したくらいです.郊外へ少し足を延ばすと,南国には珍しい北投温泉や,東南アジア最大の動物園である台北市動物園,ロープウエーを上ると台北市が一望できる猫空(マオコンと読みますが名前がかわいらしいです)などで穏やかな時間を過ごすことができます.また,日帰り可能な距離ではありますが,新北市まで行けば夕日の名所として知られる淡水の港や,千と千尋の神隠しのモデルとなった九份を散策し,小旅行気分を味わうこともお勧めです.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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バックナンバー

64巻12号(2020年12月発行)

今月の特集1 血栓止血学のトピックス—求められる検査の原点と進化
今月の特集2 臨床検査とIoT

64巻11号(2020年11月発行)

今月の特集1 基準範囲と臨床判断値を考える
今月の特集2 パニック値報告 私はこう考える

64巻10号(2020年10月発行)

増刊号 がんゲノム医療用語事典

64巻9号(2020年9月発行)

今月の特集1 やっぱり大事なCRP
今月の特集2 どうする?精度管理

64巻8号(2020年8月発行)

今月の特集1 AI医療の現状と課題
今月の特集2 IgG4関連疾患の理解と検査からのアプローチ

64巻7号(2020年7月発行)

今月の特集1 骨髄不全症の病態と検査
今月の特集2 薬剤耐性カンジダを考える

64巻6号(2020年6月発行)

今月の特集 超音波検査報告書の書き方—良い例,悪い例

64巻5号(2020年5月発行)

今月の特集1 中性脂肪の何が問題なのか
今月の特集2 EBLM(evidence based laboratory medicine)の新展開

64巻4号(2020年4月発行)

増刊号 これで万全!緊急を要するエコー所見

64巻3号(2020年3月発行)

今月の特集1 Clostridioides difficile感染症—近年の話題
今月の特集2 質量分析を利用した臨床検査

64巻2号(2020年2月発行)

今月の特集1 検査でわかる二次性高血圧
今月の特集2 標準採血法アップデート

64巻1号(2020年1月発行)

今月の特集1 免疫チェックポイント阻害薬—押さえるべき特徴と注意点
今月の特集2 生理検査—この所見を見逃すな!

63巻12号(2019年12月発行)

今月の特集1 糖尿病関連検査の動向
今月の特集2 高血圧の臨床—生理検査を中心に

63巻11号(2019年11月発行)

今月の特集1 腎臓を測る
今月の特集2 大規模自然災害後の感染症対策

63巻10号(2019年10月発行)

増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック

63巻9号(2019年9月発行)

今月の特集1 健診・人間ドックで指摘される悩ましい検査異常
今月の特集2 現代の非結核性抗酸菌症

63巻8号(2019年8月発行)

今月の特集 知っておきたい がんゲノム医療用語集

63巻7号(2019年7月発行)

今月の特集1 造血器腫瘍の遺伝子異常
今月の特集2 COPDを知る

63巻6号(2019年6月発行)

今月の特集1 生理検査における医療安全
今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理

63巻5号(2019年5月発行)

今月の特集1 現在のHIV感染症と臨床検査
今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方

63巻4号(2019年4月発行)

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

63巻3号(2019年3月発行)

今月の特集 血管エコー検査 まれな症例は一度みると忘れない

63巻2号(2019年2月発行)

今月の特集1 てんかんup to date
今月の特集2 災害現場で活かす臨床検査—大規模災害時の経験から

63巻1号(2019年1月発行)

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62巻8号(2018年8月発行)

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今月の特集2 現場を変える!効果的な感染症検査報告

62巻6号(2018年6月発行)

今月の特集1 The Bone—骨疾患の病態と臨床検査
今月の特集2 筋疾患に迫る

62巻5号(2018年5月発行)

今月の特集1 肝線維化をcatch
今月の特集2 不妊・不育症医療の最前線

62巻4号(2018年4月発行)

増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック

62巻3号(2018年3月発行)

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今月の特集2 成人先天性心疾患

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今月の特集1 知っておきたい感染症関連診療ガイドラインのエッセンス
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60巻13号(2016年12月発行)

今月の特集1 認知症待ったなし!
今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査

60巻12号(2016年11月発行)

今月の特集1 血液学検査を支える標準化
今月の特集2 脂質検査の盲点

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60巻10号(2016年10月発行)

今月の特集1 血球貪食症候群を知る
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60巻9号(2016年9月発行)

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今月の特集1 好塩基球の謎に迫る
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今月の特集1 The SLE
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60巻5号(2016年5月発行)

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60巻4号(2016年4月発行)

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60巻2号(2016年2月発行)

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60巻1号(2016年1月発行)

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今月の特集2 グローバル化時代の耐性菌感染症

59巻13号(2015年12月発行)

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今月の特集1 1滴で捉える病態
今月の特集2 乳癌病理診断の進歩

59巻4号(2015年4月発行)

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今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか

59巻3号(2015年3月発行)

今月の特集1 検査システムの更新に備える
今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識

59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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