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文献詳細

雑誌文献

臨床検査7巻11号

1963年11月発行

研究

臨床化学検査データの検討

著者: 屋形稔1 土田雅子 河野通子1

所属機関: 1新潟大学医学部臨床検査部

ページ範囲:P.845 - P.848

文献概要

はじめに
 現在各種の臨床検査は,量的にも質的にも年々急激に増加の一途をたどり,内容の充実と共に医学の診療面には欠くことのできない重要なデータを提供している。ことに近年の臨床化学検査の発展は著しいものがあり,その方法の簡易化,迅速化あるいは微量化とたゆまぬ改良が加えられ,より良い検査の確立への努力がなされている。ここで当然検査成績の精度,信頼度が問題になって来る。特に臨床化学検査は,結果が数値となって表われてくるだけに,検査成績の管理の問題は検査室にとって一つの重大な使命と考えられる。
 米国(ペンシルバニヤ)においてすでに1946年に1)2),世界に先がけて多くの検査室を対象に同一試料による検査成績の実態調査がなされたが,その結果は想像以上の惨憺たるものであり,ここにデータ管理の必然性が生じて来た。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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