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文献詳細

雑誌文献

臨床検査7巻11号

1963年11月発行

研究

八重山群島西表島における鉤虫保有者の血液像

著者: 宮原道明1

所属機関: 1九州大学医学部附属病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.851 - P.852

文献概要

 南方地域においては好酸球が増多する疾患,たとえばtropical eosinophilia1)やeosinophilic meningitis2)などが報告されている。しかしその原因は感染性のものもあるが,不明のものも多い。一方,鉤虫症,糸状虫症3),顎口虫症4)やその他の寄生虫疾患でも好酸球増多が認められている。沖縄地区においては,沖縄本島の鉤虫浸淫地区小学生の血液像について城間5)の報告があるが,八重山群島での報告は見られない。著者は九大学術探検研究会が八重山群島西表島の風土病調査を実施した際の血液標本をみる機会を得た。そこで八重山群島西表島における好酸球の動態を知るべくこれらの血液標本を検査して若干の知見を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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