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文献詳細

雑誌文献

臨床検査7巻4号

1963年04月発行

文献概要

グラフ

寄生虫卵の発育過程

著者: 小宮義孝1

所属機関: 1予研寄生虫部

ページ範囲:P.239 - P.240

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 寄生虫卵の構造でも線虫類と吸虫類とでは若干そのおもむきが異なっている。
 線虫類の卵はその生成の当初から,同じ細胞のなかに,胚芽と,それが発育するに必要な栄養物とが混在している。一方吸虫類の卵は生成の当初から,卵殻のほぼ中央に胚細胞があり,これをとり巻いて十数個の卵黄細胞があるのが普通である。胚細胞は発育の途次,周囲の卵黄細胞の内容を栄養物として摂取しつつその発育を完了する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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