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文献詳細

雑誌文献

臨床検査7巻4号

1963年04月発行

研究

分光光度計を要しない尿17-ケトステロイド定量法(Rappaport)の検討

著者: 竹中守人1 亀岡満子2

所属機関: 1山口県立中央病院臨床病理科 2山口医大臨床病理学教室

ページ範囲:P.299 - P.301

文献概要

 尿17-ケトステロイドの定量は副腎皮質機能検査として有力な検査であり,現在は日常検査の一つとして数えられるにいたった。しかし17-ケトステロイド(17KS)の定量には従来使用されている方法はBeckman型分光光度計を必要とし,分光光度計を所有する検査室が少数に限られている現状では,17KS定量をすべての検査室で実施する訳にはゆかなかった。
 私たちはRappaport1)(1960)により発表された普通の光電比色計による尿17KSの測定法を知り,これに多少の改変を加えた方法と現在私たちの検査室で行なっている三宅法3)との比較を行なったところ,分光光度計によらずとも尿17KSを定量し得るという成績を得たのでここにその方法(Rappaport法の変法)を紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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