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文献詳細

雑誌文献

臨床検査8巻10号

1964年10月発行

文献概要

技術解説

胃癌の細胞診

著者: 山田喬1 安藤豊輔2 垣花昌彦2 田林晃2

所属機関: 1東京医科歯科大学病理 2同愛記念病院外科

ページ範囲:P.783 - P.789

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はじめに
 剥離細胞診断の技術解説としては,すでに本誌に数回にわたり連載されており,本編もその一環として執筆するので,すでに記載された細胞診一般に共通な部分はできるだけ避け,胃の細胞診としてとくに必要な事項に焦点をしぼってみたい。そして実際に即したいわば"胃細胞診の技術のコツ"のようなものを,多少部分的にはくどくなっても書いてみたい。著者らは従来主として蛋白融解酵素洗滌法による胃細胞採取法を行ない,へマトキシリン・エオジン,またはパパニコロウ染色により細胞染色を行なっているので,本編の大部分はこの方法による胃細胞診断に関する記載であることをまずおことわりしたい。他の細胞採取法ならびに染色法についての細かい記載は省略し,われわれの行なっている方法との比較にとどめたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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