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技術解説
MSP(顕微分光光度計)の使用法と応用について—特に癌組織診断の補助手段として
著者: 乾直道1
所属機関: 1癌研究所実験病理
ページ範囲:P.891 - P.897
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顕微分光光度計(microspectrophotometer)とは,顕微鏡的な大きさの試料に対して分光測定をすることが可能な装置である。しかし実際は,非常に小さい試料に対しては顕微鏡に写真光源装置の組合せたものとして発達してきた。
1936年にCasperssonにより生物の細胞内物質の定量的研究を目的として顕微分光光度計が作られた。この装置は光源としてモノクロメーターを使い,単色光線で試料を照明し,その拡大像について,測光した部分の光量を測定したものであった1)。その後,Pollister & Ris2)その他多くの人々によって改良された装置が報告されているが,原理的にはCasperssonのものと同様である。
顕微分光光度計(microspectrophotometer)とは,顕微鏡的な大きさの試料に対して分光測定をすることが可能な装置である。しかし実際は,非常に小さい試料に対しては顕微鏡に写真光源装置の組合せたものとして発達してきた。
1936年にCasperssonにより生物の細胞内物質の定量的研究を目的として顕微分光光度計が作られた。この装置は光源としてモノクロメーターを使い,単色光線で試料を照明し,その拡大像について,測光した部分の光量を測定したものであった1)。その後,Pollister & Ris2)その他多くの人々によって改良された装置が報告されているが,原理的にはCasperssonのものと同様である。
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