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文献詳細

雑誌文献

臨床検査8巻11号

1964年11月発行

文献概要

技術解説

MSP(顕微分光光度計)の使用法と応用について—特に癌組織診断の補助手段として

著者: 乾直道1

所属機関: 1癌研究所実験病理

ページ範囲:P.891 - P.897

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はじめに
 顕微分光光度計(microspectrophotometer)とは,顕微鏡的な大きさの試料に対して分光測定をすることが可能な装置である。しかし実際は,非常に小さい試料に対しては顕微鏡に写真光源装置の組合せたものとして発達してきた。
 1936年にCasperssonにより生物の細胞内物質の定量的研究を目的として顕微分光光度計が作られた。この装置は光源としてモノクロメーターを使い,単色光線で試料を照明し,その拡大像について,測光した部分の光量を測定したものであった1)。その後,Pollister & Ris2)その他多くの人々によって改良された装置が報告されているが,原理的にはCasperssonのものと同様である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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