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文献詳細

雑誌文献

臨床検査8巻11号

1964年11月発行

文献概要

座談会

新しい顕微鏡

著者: 天木一太1 太田邦夫2 樫田良精3 高橋昭三4 上野正5 ブリンクマンクラウス6 根岸正秀6 霜島正7 和田計二8

所属機関: 1日大板橋病院萩原内科 2東大病理学 3東大中央診療部 4東大細菌学 5日本光学 6カールツアイス 7オリンパス光学 8千代田光学

ページ範囲:P.906 - P.918

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顕微鏡はいろいろの点で進歩した
 天木今日は新しい顕微鏡という題でお話いただきたいと思います。臨床検査といってもいろいろな分野がございますが,病理とか,細菌とか,血液というような検査室で働いている人たちはほとんど一日中顕微鏡を使っています。そういうわけで顕微鏡には大へん興味がもたれておりますが,最近いろいろ新しい型の顕微鏡が出てきておりますので,そういうものについて,いろいろお教えをいただいたり,あるいはご注意いただいたりしたいとおもいます。
 昔は顕微鏡といいますと,いい顕微鏡を1台買っておきますと,一生使えるし,場合によっては孫の代まで使えるような状態でしたけれども,最近の顕微鏡,とくに臨床検査室で使う場合には,朝から晩まで使いますから,非常に使い方が激しいということになります。それからまた使い方としては,一日中使うわけですから,実習に使うとか,研究に使うとかいうのとは違って,使う時間が非常に長いんですから,長く使っても疲れないということも必要になってきます。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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