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文献詳細

雑誌文献

臨床検査8巻11号

1964年11月発行

文献概要

講座 やさしい電気の知識 3

電気計器(2)

著者: 宇都宮敏男1

所属機関: 1東京大学工学部電気工学科

ページ範囲:P.919 - P.923

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IV.テスター
 回路の試験によく用いる簡便な計器で,前述の電流測定,電圧測定のほか,抵抗の測定もできる。本体は電流計(1mAあるいはそれ以下で100%の振れを示す)1個で,多接点の切換スイッチによって多種類の並列抵抗および直列抵抗を接続替えできる。たとえばメーターの全範囲を10V,50V,100V,500V,1000V,1mA,1〇mA,100mA,1000mAなどに対応させるようなテスターが市販されている。
 抵抗測定の原理は図1で説明できる。たとえばフル・スケール250μAの電流計,10kΩ(メーターの抵抗も含む)の直列抵抗,25Vの電池Eをすべて直列にしたものが抵抗計であって,その測定端子に未知抵抗Rxをつないだときの電流値からRxが割り出せる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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