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文献詳細

雑誌文献

臨床検査8巻12号

1964年12月発行

文献概要

グラフ

実用的な安価な恒温槽の工夫

著者: 斉藤正行1

所属機関: 1東大分院 臨床化学

ページ範囲:P.961 - P.962

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 体液酵素活性の測定とか血液凝固時間の測定は今日の診療には欠かせないものとなっているがいずれも恒温槽を必要とする。恒温槽を医療器械店に頼むと安くて1万円の極めてチャチなものか撹拌装置つきとかいう実に大きな数万円のものを持ってきて,小さな検査室には置場所がない。第一そんなものは診療所の検査室などではとても買ってもらえないのが現状のようである。ところがデパートの熱帯魚の売場で買い物をしてごらんなさい。数万円に相当する撹拌装置つきの美しい恒温槽が何と3000〜4000円で直ちにでき上り,その精度も0.5°以内で日常診療には勿論のこと研究上にも充分役立つ。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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