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技術解説
脳の組織切片染色法
著者: 鈴木恒道12
所属機関: 1日本医科大学病理学教室 2東京警察病院
ページ範囲:P.977 - P.982
文献購入ページに移動はじめに
私がここに記す染色法は,決して,脳病理専門家に向くとはいえず,日常,主として解剖例を検索していくのに手頃な方法といえよう。
すなわち,われわれが,日本医科大学病理学教室および,東京警察病院病理検査室において,解剖例について行なっている方法に,若干の特殊なものを加えて記すに過ぎない。われわれとしては,脳も,体の主要臓器の一つであり,他の器官と大きな共通性をもつていると考え,脳だけを別個に取扱うことはしない。したがって,比較的容易に,気軽に切片を作成し,染色できるという方法を選んでいるわけである。
私がここに記す染色法は,決して,脳病理専門家に向くとはいえず,日常,主として解剖例を検索していくのに手頃な方法といえよう。
すなわち,われわれが,日本医科大学病理学教室および,東京警察病院病理検査室において,解剖例について行なっている方法に,若干の特殊なものを加えて記すに過ぎない。われわれとしては,脳も,体の主要臓器の一つであり,他の器官と大きな共通性をもつていると考え,脳だけを別個に取扱うことはしない。したがって,比較的容易に,気軽に切片を作成し,染色できるという方法を選んでいるわけである。
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