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文献詳細

雑誌文献

臨床検査8巻12号

1964年12月発行

文献概要

研究

病院における新しい滅菌方法としての酸化エチレンガス滅菌方法

著者: 金子康男1 斉藤貞夫2

所属機関: 1東芝中央病院内科 2東芝中央病院臨床検査

ページ範囲:P.1014 - P.1017

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緒論
 病院における医療用器具,検査室用器具などの消毒滅菌は,煮沸,蒸気,乾熱,高圧,フォルマリンガスその他が行なわれているが,それぞれ一長一短がある。
 近時欧米ではガス滅菌の研究が進み,とくに酸化エチレン(Ethylene Oxide以下E.0.と略す)ガスによる滅菌は,低圧,低湿でしかも迅速,安価に滅菌ができるため,熱を用いない滅菌方法として注目され,熱,湿度に不安定な材料の滅菌に工業用のみならず医療用にも使われているが1),わが国ではいまだ注射セットなどに一部使用されているにすぎない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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