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検査室メモ
感受性試験を行なう薬剤の選択について
著者: 金沢裕1
所属機関: 1新潟鉄道病院
ページ範囲:P.576 - P.577
文献購入ページに移動 抗生物質を主とする多くの有力な化学療法剤の出現により細菌感染症の治療成績は著しく向上しています。しかし一方薬剤の使用につれて耐性菌が増加し,とくに多剤耐性菌の蔓延がみられています。したがって適正な治療を行なうには有効な薬剤を選択投与する必要があります。
薬剤選択の指針としての感受性試験として感受性ディスク法が広く行なわれていることはいうまでもありません。忙しい臨床検査室の業務としてディスク法が新たに加わったわけで,とくに最近の合成ペニシリンなどすぐれた薬剤の出現により,検査の対象としての薬剤の数も増加し,臨床医側も,検査担当の方々も有効な薬剤を見落すことなく,しかも仕事の能率を上げるためには,菌の種類,病気の種類により,検査薬剤をあらかじめ合理的に選択しておく必要があると思われます。
薬剤選択の指針としての感受性試験として感受性ディスク法が広く行なわれていることはいうまでもありません。忙しい臨床検査室の業務としてディスク法が新たに加わったわけで,とくに最近の合成ペニシリンなどすぐれた薬剤の出現により,検査の対象としての薬剤の数も増加し,臨床医側も,検査担当の方々も有効な薬剤を見落すことなく,しかも仕事の能率を上げるためには,菌の種類,病気の種類により,検査薬剤をあらかじめ合理的に選択しておく必要があると思われます。
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