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私の工夫
ユニーグラフにおける同一温度と時間差における判定基準方法
著者: 金山政男1
所属機関: 1堀川病院 生化学
ページ範囲:P.57 - P.57
文献購入ページに移動 ユニーグラフは我々小病院に勤務する技師は,簡易検査法の一つとして奨励されています。検査法が簡単だけれども一つ誤れば結果はどう成るかは諸先生方も御体験あることと思います。原理は一枚の試験紙の下層部に強力高力価のureaseと炭酸カリウムを滲透させ,毛細管現象により被血清を上昇させ血清中の一定量含有するアンモニアガスを遊離し,これを肉眼的に定量しようとして,その上層部に指示薬として,ブロムクレゾールで呈色させ判定しようとするのであります。そして温度差と時間とで誤差が生じそこが大きな難門点でありました。多数の先生方がいろいろ工夫され,ある先生は37℃フラン器内に放置後計測して各自方程式を製作して値を出し,ある先生は原法と同様に実施し各温度における係数を見付けて補正しながら検査を試みておられますが,これでは逆に時間が長く成り本当の意味での至急用としての意味がうすれているように思われます。
以下われわれが実施している方法を御紹介致します。別図のようにI II III点を決定します。
以下われわれが実施している方法を御紹介致します。別図のようにI II III点を決定します。
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