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研究
滬紙電気泳動法における血清蛋白分画抽出法の検討
著者: 屋形稔1 土田雅子1 高橋哲子1
所属機関: 1新潟大学医学部 中央臨床検査部
ページ範囲:P.67 - P.70
文献購入ページに移動はじめに
従来,滬紙電気泳動法に関しては,蛋白の滬紙への吸着や各種の泳動条件(電流,電圧,泳動時間),定量法などによる測定値のバラツキなど,いくつかの問題点はあるが1)−4),一度に多くの検体を処理することができる点が,特に中央検査部の如きところにおける検査法として多く採用されている理由である。われわれも検体の増加に伴い,種々の点で優れた方法であるTiselius法から本法へと移行したが,その際上述の諸点を主として,かなりの検討を加え,また正常値も求めたのでその成績の大要を報告し,大方の御参考に供したい。
従来,滬紙電気泳動法に関しては,蛋白の滬紙への吸着や各種の泳動条件(電流,電圧,泳動時間),定量法などによる測定値のバラツキなど,いくつかの問題点はあるが1)−4),一度に多くの検体を処理することができる点が,特に中央検査部の如きところにおける検査法として多く採用されている理由である。われわれも検体の増加に伴い,種々の点で優れた方法であるTiselius法から本法へと移行したが,その際上述の諸点を主として,かなりの検討を加え,また正常値も求めたのでその成績の大要を報告し,大方の御参考に供したい。
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