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文献詳細

雑誌文献

臨床検査9巻11号

1965年11月発行

文献概要

研究

アルカリフォスファターゼ測定法—Kind-King法とBessey-Lowry法の比較

著者: 伊藤洋子1 舟山鉄雄1 田村陽子1 久間木国雄1 佐藤清蔵1 鈴木秀男1

所属機関: 1山形県立中央病院臨床検査科

ページ範囲:P.1011 - P.1014

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はじめに
 血清アルカリフォスファターゼ活性値(以下AlP値)測定は,主として肝,胆道疾患の鑑別診断に大きな意義をもっている。われわれの病院では,黄疸指数,チモール混濁試験,硫酸亜鉛試験,膠質金反応とともにAl.P値をルーチンの肝機能検査として行なっているのでその測定件数は月400件前後におよび,限られた数の技術者が他の検査と併行してこの程度の件数をさばくためには測定法は正確な値が得られしかも操作の簡単なものを採用する必要が生じてくる。
 われわれは,AIP値測定にBessey-Lowry-Brock法1)2)(以下B-L-B法)を採用しているが,最近日本消化器病学会肝機能研究班でKind-King法(以下K-K法)を標準法に採用したので3)4),この両法を比較実験し検討を加えてみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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