文献詳細
文献概要
特集 日常検査法の基礎知識と実技 基礎技術
pHの意義,簡単な測定法
著者: 丹羽正治1
所属機関: 1国立小児病院検査科
ページ範囲:P.1066 - P.1070
文献購入ページに移動I.水素イオン濃度とpH
1.水素イオン濃度
水溶液の酸性,アルカリ性の程度は,その中に含まれている水素イオンH+や水酸イオンOH—の量によってきまり,H+イオンが多いほど酸性が強く,またOH—イオンが多いほどアルカリ性が強いことはよく知られている。
たとえば,0.1NHCl (3.65g/l溶液)では,ほとんど電離しているためHCl⇄H++Cl—
1.水素イオン濃度
水溶液の酸性,アルカリ性の程度は,その中に含まれている水素イオンH+や水酸イオンOH—の量によってきまり,H+イオンが多いほど酸性が強く,またOH—イオンが多いほどアルカリ性が強いことはよく知られている。
たとえば,0.1NHCl (3.65g/l溶液)では,ほとんど電離しているためHCl⇄H++Cl—
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