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文献詳細

雑誌文献

臨床検査9巻12号

1965年12月発行

文献概要

特集 日常検査法の基礎知識と実技 基礎技術

試薬のとりあつかい,保存

著者: 松田誠1

所属機関: 1慈恵医大医化学

ページ範囲:P.1083 - P.1086

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I.試薬の純度
 試薬の純度保証にはJIS(Japanese Industrial standard)規格が適用されており,このほか日本薬局方(Japanese Pharmacopeia)で定めた純度規格もある。JIS規格は純度により特級と一級に区別され,特級はより高純度を示す。その他試薬の純度の標準として用いる容量分析用標準試薬として8種類のものが規定せられ0.01%の精度をもって明記されたものがある。自分の使う試薬が,どの純度であるべきかをよく老え,また指示にしたがって,使わねばならない。製造所が注意を払って作ったものでも,なにかの間違いで,表示してある純度よりも低い製品のはいっていることがあるから注意すべきである。日本薬局方は人体に使用することを考えて作られた純度規格である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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