文献詳細
文献概要
特集 日常検査法の基礎知識と実技 基礎技術
感染材料のあつかい方,保存
著者: 井上恵美子1
所属機関: 1シオノギ臨床検査室
ページ範囲:P.1086 - P.1090
文献購入ページに移動はじめに
医師は病気を一刻も早く診断して正しい治療,予防をはじめ,またその治療が適切であるかどうかをできるだけ正確に判断しようとして最大の努力をはらっている。臨床検査は正しい診断と治療経過にはなくてはならないもので正しい検査成績を出すにはなんといっても速やかに検体が検査室に届けられることが大切である。しかし検査室以前の問題,すなわちはたして適切な材料が採取され提出されたかが最も大切なことになってくる。医師,運搬者,検査員(容器,培地を含めて)が一体になってこそ正しい検査成績が得られるわけである。以下感染症の材料のあつかい方,保存についてのべる。
医師は病気を一刻も早く診断して正しい治療,予防をはじめ,またその治療が適切であるかどうかをできるだけ正確に判断しようとして最大の努力をはらっている。臨床検査は正しい診断と治療経過にはなくてはならないもので正しい検査成績を出すにはなんといっても速やかに検体が検査室に届けられることが大切である。しかし検査室以前の問題,すなわちはたして適切な材料が採取され提出されたかが最も大切なことになってくる。医師,運搬者,検査員(容器,培地を含めて)が一体になってこそ正しい検査成績が得られるわけである。以下感染症の材料のあつかい方,保存についてのべる。
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