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文献詳細

雑誌文献

臨床検査9巻12号

1965年12月発行

文献概要

特集 日常検査法の基礎知識と実技 細菌学

無菌操作の理論と実技

著者: 橋本雅一1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部微生物学教室

ページ範囲:P.1118 - P.1123

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I.無菌操作の基本的事項
 細菌の汚染を問題とするあらゆる分野において,特に細菌学的操作を必要とする分野においては,器具の滅菌,無菌的な取扱い,汚染物件の消毒を含めた広い意味の無菌操作が,最も重要な基本的手技の1つとして要求される。そしてこれらの手技は,われわれがまず対象物件(これには当然患者も含まれる)から検体を取出して検査を始めるまでの段階において,また検体から目的とする微生物を選びだす操作において,さらにその性状を検討して微生物を同定するにいたるまでのすべての段階において,厳重に守られなければならないのである。したがって,広い意味での無菌操作に含まれる基本的事項は,
1)検体に含まれる微生物群は,できるだけ当初のままの条件で操作できる状態におくこと。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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