icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査9巻12号

1965年12月発行

文献概要

特集 日常検査法の基礎知識と実技 血清学

ピペットさばき

著者: 堀越晃1

所属機関: 1東京大学病院中央検査部

ページ範囲:P.1225 - P.1228

文献購入ページに移動
 血清学的検査の基本的な操作はピペットさばきである。血清反応では液の測定,稀釈,分注などすべてピペットを用いておこなうので,早く正確な操作が要求される。特に抗体価の測定のような定量的な検査が多いから,ピペットさばきによる影響は大きい。また一般につかわれているメスピペットは口と指で操作するから,手指は常に清潔に心がけて傷などをつけないように注意することが大切である。
 ピペットは目的に応じていろいろな種類があるが,最も多くつかわれているのがメスピペットと毛細管ピペットの2種類である。また最近は正確でしかも能率よく分注できる電動式の自動分注器が普及して,多数の検体を扱う検査室で利用されるようになってきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?