文献詳細
特集 日常検査法の基礎知識と実技
生理学
文献概要
I.基礎代謝の生理学
基礎代謝(Basal metabolism)とは,早朝空腹時,絶対安静状態(睡眠していない)でのエネルギー代謝のことで,そのとき生体の生産する熱量(単位はカロリー,Calorieをいう。このような状態でも生体内では心筋,呼吸筋などは活動しており,そのほかの腺,粘膜などでの分泌,吸収などはある程度活動しており,熱産生がみられる。また,やや特別な場合としては,成長期や消耗性疾患からの回復期には体成分の合成が進行しているので,このためのエネルギー代謝も必然的に基礎代謝のなかに入ってくる。
つぎに基礎代謝に関係の深い生理的な因子をいくつかあげて説明する。
基礎代謝(Basal metabolism)とは,早朝空腹時,絶対安静状態(睡眠していない)でのエネルギー代謝のことで,そのとき生体の生産する熱量(単位はカロリー,Calorieをいう。このような状態でも生体内では心筋,呼吸筋などは活動しており,そのほかの腺,粘膜などでの分泌,吸収などはある程度活動しており,熱産生がみられる。また,やや特別な場合としては,成長期や消耗性疾患からの回復期には体成分の合成が進行しているので,このためのエネルギー代謝も必然的に基礎代謝のなかに入ってくる。
つぎに基礎代謝に関係の深い生理的な因子をいくつかあげて説明する。
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