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文献詳細

雑誌文献

臨床検査9巻2号

1965年02月発行

文献概要

カラーグラフ

骨髄の血液像(1)

著者: 小宮正文1 金田圭子1

所属機関: 1東京医科歯科大学病院第一内科

ページ範囲:P.92 - P.93

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 骨髄像をみることで末梢血液の変化を造血器の変化として確めたり,末梢血液で発見できなかった造血器疾患の診断を下すことができる。正確な診断のためには骨髄穿刺技術の他にまず適切な材料を作ることが大切である。骨髄は末梢血と異り細胞成分・脂肪が多く粘稠なため,細胞数算定時,メランジュールに穿刺液を吸いこみにくく又薄く塗抹をすることにもなれる必要がある。その他標本の取扱い,染色など末梢血と同様である。このほか組織破片の伸展標本・切片標本も作成する。骨髄に著変を示す血液疾患の一部を掲載する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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