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カラーグラフ
氷結切片標本
著者: 榎本真1 須山貞子 石田康子 山野美恵子 中静洋子 和田朋子 萱野幸子
所属機関: 1東大病院中央検査部
ページ範囲:P.184 - P.185
文献購入ページに移動われわれのところでは5分以内に標本を作ることが要請されているので,その方法として試験管に組織片とホルマリンを入れて煮沸固定(1分位),氷結による薄切(10μ内外),DETEC (MERCK社)液中で5秒程切片を透化し,しわをのばし,ヘマトキシリンによる単染色(必要に応じ,エオジンとの重染色)をおこない,すくいあげた切片はグリセリンで封入している。あたりまえのことだが,きずのないよく研いだ刀を用い,一つ一つの操作に細心の注意をはらうことが良い標本を作るコツと思う。
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