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髄液の検査法
著者: 横田万之助1
所属機関: 1都立駒込病院内科
ページ範囲:P.201 - P.205
文献購入ページに移動はじめに
髄液の検査は,検査物件数としては年間を通じてあまり多いものではない。しかし,これは病院の特性にもよるものであろう。たとえば,伝染病のある当院では中央検査室で扱うもののみで年間におよそ120件内外にあり,このほかに,医師自身で調査するものを加えると,約150件という数字が出てくる。季節的には日本脳炎の好発季節である6〜9月にやや多いのは当然のことである。
このように,髄液の検査件数は一般検査においては多い方に入る部類のものではないが,その検査法においてもいろいろと考え直さねばならぬ点も少くないし,また,最近の感染症の知見の進歩に伴つて,細菌学的検査の面では更に深い注意が必要となりつつある。
髄液の検査は,検査物件数としては年間を通じてあまり多いものではない。しかし,これは病院の特性にもよるものであろう。たとえば,伝染病のある当院では中央検査室で扱うもののみで年間におよそ120件内外にあり,このほかに,医師自身で調査するものを加えると,約150件という数字が出てくる。季節的には日本脳炎の好発季節である6〜9月にやや多いのは当然のことである。
このように,髄液の検査件数は一般検査においては多い方に入る部類のものではないが,その検査法においてもいろいろと考え直さねばならぬ点も少くないし,また,最近の感染症の知見の進歩に伴つて,細菌学的検査の面では更に深い注意が必要となりつつある。
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