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文献詳細

雑誌

臨床検査9巻4号

1965年04月発行

技術解説

腎機能検査法(1)—PSP排泄試験

浦壁 重治 1 / 折田 義正 1 / 小山 紀久子 2 / 石橋 恭子 2

1 大阪大学医学部第一内科
2 大阪大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:pp.299-306

文献概要

はじめに

 PSP排泄試験は腎疾患の診断上最も基本的な検査法であるから,まずこれより解説を始めたいと思う。ただし腎機能検査法は文字通り機能検査法であるから,測定技術について問題になるところは少なく,むしろ検査術式に注意すべき点が多い。このシリーズでは特にこの点に焦点をあわせ,生理学的ないし病態生理学的レベルまで問題を掘り下げ,常に何故そのようなことが問題となるか解説を試み,単なる技術解説に終わらないよう留意したい。

 さてPSP(phenolsulfonphthalein別名Phenol Redは下に示すような構造脚註1)をもったpH指示薬の一種である。生体に投与されたPSPは体内で殆んど変化を受けず,もっぱら腎より排泄され,この性質が腎機能検査法に応用されている。具体的には投与量の何%が一定時間後に尿中に回収されるかをみる検査法であるが,図1のように排泄量の大小には2,3の因子が関与している。その第1は腎血流量である。成人では両腎に毎分1200ml前後の血液(血漿にして約600ml)が循環しているが,その増減は腎に供給されるPSP量を介して当然尿中PSP排泄量の増減となって現われる。一方腎に到達したPSPは一部糸球体より滬過されるが,残りの大部分は近位尿細管細胞によって排泄され,さらに残りは腎静脈をへて大循環系にもどる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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